きょう7日(2020年1月)午後から、日本列島は大寒波に覆われる。気象庁はきのう緊急会見を開き、「西日本から東日本にかけて、今季一番の寒波となります」(気象リスク対策課)と警告した。関越自動車道で2000台が立ち往生した昨年暮れの大雪、それを上回る年末年始寒波、今回はさらに強く、9日まで災害級の暴風雪が吹き荒れるという。
台風並みの猛烈な風と雪
気象予報士の天達武史が解説した。「爆弾低気圧によって、猛烈な風と雪になります。全国的に最大瞬間風速は30~40メートルで、台風並みです。北日本の日本海側は市街地でも猛吹雪となり、視界がきかなくなるホワイトアウトが起きそうです。関東でも、千葉など沿岸部は暴風になる危険があります」
あした夜までに降る雪は、北陸80センチ、東北・山陰60センチと予想されている。すでに189センチと、例年の5倍の積雪になっている秋田・横手市は、自衛隊に災害派遣の要請をすることを決めた。関東甲信もあす午前から9日いっぱい降り続き、北関東の山沿いは40センチの積雪となりそうだ。
天達「交通に大きな影響が出そうです。お気を付けください」
文
カズキ| 似顔絵 池田マコト