きょう7日(2021年1月)に発出される新型コロナウイルス感染緊急事態宣言で、学校は一斉休校にならないが、東京都教育委員会は都立高校と特別支援学校などに感染防止のための通知を行った。「これが実に細かくて、つまんねえ学校だろうなあと思うような内容になっちゃってるんですね」と、司会の小倉智昭は苦笑いした。
山崎夕貴キャスター「自粛すべき活動としてあげられているのは、ディスカッション、音楽では歌唱やリコーダーなどの管楽器、家庭科の調理実習、体育ではマット運動や球技、武道、理科の実験、そしてすべての部活動です」
時差通学の徹底や生徒のみの会食やカラオケはしない、不要なアルバイトは控え、今週末からの3連休もステイホームに徹することなどを呼びかけている。小池百合子都知事も会見で、同様の要請をした。
小倉「学校に行っても、学校らしいことが何もできないんだね」
教師たちも戸惑っていて、保健体育の30代教諭は「すべて実行するのは難しいです。球技の身体接触はダメとなると、バスケットボールはフリースローの練習だけ、サッカーはリフティングだけということになってしまいますからね」、40代の音楽教諭も「ドリルだけでは学べないものがあります」と話す。
尾木直樹氏は一つの試みだと評価
ただ、教育評論家の尾木直樹氏は一つの試みだと評価した。「第三者には変に見えるかもしれませんけど、すごく工夫をしていろいろ考えられていますから、これが全国のモデルになっていくのではないでしょうか。
春に一斉休校になった時も、実は運動会や修学旅行をやった学校がすごくたくさんあったんです。子供たちが『だったら、先生、こうやったらどうだろう』と提案して実現していったんですね。今回も、そういう形で参加して乗り越えれば、自分たちが主役になれたという達成感はむしろ大きいと思います」
先生は大変だろうが、勉強だけが学校じゃないという実績にもなるという。