きょう7日（2021年1月）にも1都3県に新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言が出る状況の中で、きのう国会では議員の夜の会食ルールが話し合われた。与党が「1都3県では午後8時まで4人以内に」というのに対して、野党は「国民にお願いしている以上は、より厳しい基準が必要」と反論し、引き続き協議することにした。国会議員の本気度が問われる。
日本医師会の中川敏男会長は自粛求める
日本医師会の中川敏男会長は「全国会議員の夜の会食を人数にかかわらず自粛してはどうか。4人以下なら感染しないと思うのは間違いだ」とくぎを刺した。
国会議員も午後8時までいいというなら、国民並みのやって当然の範囲内で、ちっとも特別なルールとは言えない。菅義偉首相が与党幹部やプロ野球関係者らと8人で会食して批判を浴びたことは記憶に新しい。「政治家だって守っていないのだから、一般の人に守れと言っても無理な話」（街で聞いた70代女性）、「範を示していただきたい」（中川会長）というのが自然な感情だ。
モーリー・ロバートソン（ジャーナリスト）「国会議員が4人までならいいというのは抜け穴を示している」
坂口孝則（経営コンサルタント）「いまネットで『知事会食』『市長会食』で調べると無数に（反応が）出ます。まるで県民や市民はバカだから対策をとらないが、俺たちはやっているんだともとれてしまう。こんな状態では協力しませんよ」
緊急事態宣言には夜8時以降の外出自粛が盛られる予定で、日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「気を引き締める必要がある」と話す。
司会の加藤浩次「今が分かれ目なんだけどね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト