<BS時代劇 明治開化 新十郎探偵帖/第4話「リンカーンの影」>(NHK・BSプレミアム1月8日金曜放送)
行きつけ酒場の主人が行方不明に。大久保利通からの捜査依頼を新十郎は断るが、主人が謎の秘密結社に参加していることが分かり...

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   敗戦直後に発表した「堕落論」で一躍時代の寵児となり、『無頼派』と呼ばれた作家・坂口安吾の「明治開花 安吾捕物帖」が原作の「明治版シャーロックホームズによる新型サスペンス時代劇」(公式HP)だ。

   旧徳川幕府の幕臣の子弟で、アメリカ帰りの特命探偵・結城新十郎(福士蒼汰)たちが入り浸る洋風酒場の主人・花迺屋因果(中村靖日)が、ある日突然、行方不明となった。

   元旗本の花逎屋は洋風酒場を経営する一方、店は従業員・お滝(結城モエ)に任せ、自らは戯作者となって錦絵新聞「東京開化新聞」を発行している。

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リンカーンに因む秘密結社だが、米国に遊学していた新十郎は違和感を覚える

   新十郎は、海外視察から帰国した内務卿・大久保利通(篠井英介)に呼ばれて捜査を依頼されたが、断ってしまう。米国ボストンで出会った新十郎を警視庁の「特命探偵」として日本に呼び戻したのが大久保だった。その大久保の依頼を、新十郎はなぜ断ったのか。

   代わりに新十郎の『相棒』を自称する泉山虎之介(矢本悠馬)と大政商の娘・加納梨江(内田理央)が調査に乗り出すと、世良田摩喜太郎(浅利陽介)という怪しい男が主宰する「林肯会(りんかんかい)」という組織が浮かび上がった。花逎屋はその組織の集会に参加していたのだ。

   林肯会の名は、かのアメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンに因んだもの。揃いの白装束に身を包んだ会員が、1863年の有名なゲティスバーグ演説の一節「人民の人民による人民のための政治」を唱える謎の政治結社と分かった。

   アメリカ遊学中にリンカーンの影響を受けていた新十郎は、林肯会のあり方に違和感を覚える。林肯会の真の狙いは何なのか。それを探るため、彼らのアジトに乗り込んだ新十郎がそこで見たのは......。(よる8時放送)

寒山 

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