きょう5日(2021年1月)の「クイズとくもり」コーナーは「ふわふわタオル」がテーマだった。
新品の時にはふわふわだったタオルが、使って洗濯して...を繰り返すうちにゴワゴワ&ガサガサに。仕方ないとあきらめている人がほとんどだろうが、実は洗濯の時のちょっとした工夫で肌触りがよみがえるという。
横浜国立大学の大矢勝教授「時を戻そう。ゴワゴワタオルもちゃんとふかふかになりますよ」
「粉せっけん」×「穀物酢」で油分がタオルの繊維にしみわたる
そもそも、なぜタオルはゴワゴワになってしまうのか。
大矢さん「タオルを繰り返し洗濯して使用すると、繊維の中に含まれる油分が抜けてしまうんです。そうすると繊維同士がくっついてゴワゴワ、かたくなってしまうんです」
かたくなったタオルを洗濯する時の大矢さんおすすめのアイテムが、昔ながらの「洗濯用粉せっけん」。「粉せっけんは合成洗剤と違って、洗うたびに適度な油分を与えるので、やわらかくすべすべの手触り、ふわふわ感が得られるんです」(大矢さん)
粉せっけんは水に溶けにくいため、洗濯機に入れる前に500ミリリットルほどのお湯で溶かす。溶いたせっけんをタオル全体にかけるように入れ、いつも通り洗濯する。
さらにすすぎの際、なんと「穀物酢」を加えるといいという。
大矢さん「粉せっけんに酢を加えると脂肪酸という油分に変わるんです。脂肪酸でないと、繊維の中にしみわたってもやわらかいすべすべの肌触りにならないんです」
ドラム式で粉石けんを使えない場合、お湯で溶くとある程度の効果も
すすぎが始まったら、洗濯する水1リットルに対し1ミリリットルの酢を入れる。途中で入れるのが面倒なら、あらかじめ柔軟剤入れに酢を入れておいてもOKだ。酢ですすいだ後にもう一度水ですすげばにおいは残らない。酢を洗濯機に入れるのに抵抗がある場合はクエン酸でも代用できる。
副島淳リポーターが3年ほど使ってゴワゴワになってしまったタオルも、大矢さんの方法で洗濯すると「ぜんぜんゴワゴワしない!気持ちいい~!」(副島リポーター)と大復活。2週間に1回ほどこの方法で洗濯すればふわふわがキープできるという。
近江友里恵キャスター「ドラム式の洗濯機の中には粉せっけんを使えないものもあるので、必ず説明書を確認してください。粉せっけんを使えない場合は液体せっけんをお湯に溶いて使えばある程度の効果は期待できるそうです」