コロナで生活困窮が深刻、完全失業者215万人の驚き! 年末年始の教会炊き出しに300人以上、子連れ母の姿も

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   新型コロナウイルスの感染拡大による解雇などで、生活の困窮はさらに深刻さを増している。番組は、年末年始をギリギリの状況で迎えた人たちをルポした。

   大みそかの東京・池袋の公園では、仕事や住居を失った人たちの緊急相談会に100人以上の人たちが集まった。年明け、東京・四谷の教会では、300人以上の人たちが訪れ、弁当を受け取った。なかには、子連れの母親もいた。たくさんの子供服を持ち帰る親子連れの姿もあった。勤め先の業績が悪化して収入が半分になった女性(40代)は「あと3,4か月ももたない」と。

   20代のヤマグチさんは、これまでに2度派遣切りにあった。「今月中に何とかしないと、来月は家賃を払うだけで精一杯」。1月2日は納豆とご飯だけ。3日はご飯に白菜の芯の煮物をのせた。5月に派遣社員として勤めていたコールセンターの仕事を失い、その後就いたパソコンメーカーの事務職も10月に失った。今は日雇いの仕事をしているが、貯金は10万円を切り、生活保護を申請中だ。

企業も何とか延命の状態、年度末は廃業増えるか

   昨年の完全失業者は10月に215万人に達した。帝国データバンク東京支社の阿部成伸氏は「企業は、国の支援やリストラで何とか延命している状態だ」として、3月の年度末にも廃業や更なるリストラを決断する企業が増え、失業もさらに増える、と見ている。

   40代男性は、それまで7年間勤めてきた飲食店を去年6月に解雇された。「店が5月まで閉めていて、その後も来ないでくれというのが続いて」。3年前の結婚を機に、2500万円のローンを組んで、一軒家を買った。月給30万円のうち12万円をローン返済にあてていたが、収入がなくなって自宅の売却を決めた。

   立川志らく「想像以上に生活に困窮している人たちがたくさんいますね」。

   ゲストコメンテーターの亜生(ミキ・お笑い芸人)「もともと若手の子たちは先輩におごってもらっていた。ウーバーイーツやっている人がめっちゃ多い」。

   コメンテーターの望月優大(フリーライター)「厚労省は年末に、生活保護の申請は国民の権利だ。相談してほしい。というメッセージを出している。日本は自己責任論が強く、生活保護者へのバッシングもあるため、権利がある人の5人に1人くらいしか受けていない。使っていい権利だ、とわかってほしい」。

   生活保護を「将来へのバネ」にするつもりで堂々と使いましょう。

文・栄

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