菅首相一転、7日にも1都3県に緊急事態宣言! 志らく「リーダーがこんなにぶれていいのか」

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   きのう4日(2021年1月)、菅義偉首相はこれまでの慎重姿勢を一転させ、7日にも1都3県に緊急事態宣言を出す検討に入る、と明らかにした。ただ今回は、「飲食でのリスクを抑えることが重要」として、前回の4月とは異なり、飲食店の時短営業の徹底に重点を置く方針だ。首都圏の1都3県は、8日から「午後8時以降の外出自粛」を要請、連休明けの12日(月)からはすべての飲食店に夜8時までの時短営業を求める。宣言の効果はどこまであるだろうか、不透明だ。

   都内のイタリア料理店では、4月の緊急事態宣言以降、店内営業をやめ、テイクアウトや宅配に力をいれてきたが、「一度閉店して仕切りなおすことを考えている」という。都内の保育園では、前回は約1か月休園した。30代母親は「これから、どうなるんでしょう? 仕事は休まなくちゃいけないかな」。

医療現場は正月なし、都内の医師は訪問診療中に除夜の鐘

   崩壊寸前と言われる医療現場の現実はどうか? 病床使用率は、東京都85.6%、神奈川県80.3%、埼玉県65.1%、千葉県56.0%だ。番組は、年末年始に都内で訪問診療に走り回る医師に密着した。

   大みそかの午後8時半。防護服をつけて、熱が出たという30代男性患者を診察。渋谷のコールセンターにはひっきりなしに電話がかかる。半分以上がコロナ関連だ。

   患者の自宅に入る時に、一軒ごとに防護服を着替える。70代女性患者は熱が37度8分あったので、あちこちに電話したが、「待ってください、通じません、ってたらい回しで。これじゃあ、本当にお医者さんが必要な人は死んじゃうね」。この女性はPCR検査を受け、陰性だった。この医師は、車で移動中に除夜の鐘を聞いた。問い合わせは100件以上、このうち53件に訪問診療をした。

   キャスターの立川志らく「菅総理がブレブレなんです。1月前には、コロナの拡大はGotoであるというエビデンス(証拠)はない。だから進めると言っていたのに。昨日の会見では、飲食がもっとも感染の原因になっている、と。あれっ?ひと月でこんなに変わっちゃうの?リーダーがこんなにブレていていいのかな。知事たちに押し切られたという印象が、ものすごく強い」。

   コメンテーターの望月優大(フリーライター)「(首相は)感染者数よりも国民の支持率を見て、オロオロしている。果たして、飲食店が言うことを聞くのか、仮に聞いたとして、感染拡大が止まるのか。2段階の不確実性がある」

文・栄

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