コロナ変異種、日本8人確認は氷山の一角だ! 専門医「すでに街中に広がっていると考えた方が良い」

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   イギリスで発見された、強い感染力を持つ新型コロナ「変異種」が日本でも確認された。変異種の感染が分かった8人のうち5人はイギリスからの帰国者で、空港の検疫で感染が判明した。

   検疫をすり抜けてしまったケースもある。東京都に住む50代女性は、13日(2020年12月)にイギリスから帰国。空港での抗原検査では陰性だったが、19日に発熱や喉の痛みなどを訴えて受診したところ、新型コロナに感染していると判明。そして27日に変異種だということが分かった。この女性は帰国後は自分で手配した宿泊施設で待機していて、公共の交通機関も利用していなかったため、濃厚接触者はいなかった。

特措法改正、1月18日の国会まで待つ余裕はあるのか

   厚労相の担当者は「感染初期は抗原検査で陰性になってしまうことがあるので、帰国後2週間は自宅などで待機をお願いしています。今回はこの制度が効いたケースです」と話している。

   残る2人はイギリスから帰国した30代パイロットとその家族の30代女性。パイロットは空港検疫対象外なので、症状が出るまで気づくことができなかった。

   日本歯科大学の北村義浩特任教授はすでに相当数の変異種が日本に入り込んでいると考えている。「空港検疫は『やらないよりはやった方が良い』くらいのレベルになっている。(自主的に2週間待機する)しっかりした方ばかりではないと思いますので、帰国者をモニターできるようなアプリ開発なども必要です」と北村特任教授は言う。

   北村特任教授「日本は今まで積極的に変異種を見つけようとしてきたわけではないので、街中で広がっていると考えない方がおかしい。ロンドンでは変異種が9月に発見され、今では新規感染者の50~60%が変異種という報道もあります。我々もそろそろ、そういう事態に備えて用意を進めた方がいい」

   司会の羽鳥慎一「でも現状では、(政府は)1月18日からの国会で話し合いを始めましょう、と...」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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