<特集ドラマ 岸辺露伴は動かない/第2話「くしゃがら」>(NHK総合12月29日火曜放送)
特殊能力持った漫画家・岸辺露伴が謎の言葉の秘密に迫る

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   荒木飛呂彦の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした同名漫画が、ちょっとホラーめいたミステリードラマとして映像化された。

   大手出版社「集明社」で作品を発表している人気漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、誰も知らない特殊な能力を持っている。彼が「ヘブンズ・ドア」と呪文を唱えると、気を失った相手の顔が本になり、ページをめくっていくとその人間の生い立ちや記憶、心の秘密まで読み解くことができるのだ。さらに、そのページに指示を書き込んで、思い通りに操ることもできる。露伴は「ヘブンズ・ドア」を武器に、担当編集者・泉京香(飯豊まりえ)とともに、不可思議な事件に立ち向かう。

   ある日、露伴は同じ出版社で連載を抱える漫画家・志士十五(森山未來)から奇妙な相談を受ける。志士は担当編集者から「禁止用語リスト」を渡された。禁止を納得できる用語もあれば、なぜ使ってはいけないのかと首を傾げたくなる用語もある中で、志士が悩んでいたのが「くしゃがら」だった。調べたが、その言葉はネットにもどんな辞書にも載っていないという。日本語かどうかも分からない。

   使うなと言われると使いたい。でも、意味を知らないと使えない。志士は「くしゃがら」という謎の言葉に取り憑かれ、ついには精神に異常をきたし、露伴に殴りかかる始末だ。

袋とじの中に何かが......

   手を焼いた露伴が「ヘブンズ・ドア」で志士を本にすると、乱雑な文字で「くしゃがら」といくつも殴り書きされたページがあり、袋とじが付いていた。そして、なんとその中で得体の知れないものが蠢いているではないか。さすがの露伴も「中に......何かいる」と恐怖を覚える。

   そこで、露伴は志士の記憶から「くしゃがら」に関する記憶を消すように指示を書き込もうとするが、どうしても書き込めない! そこには、ある落とし穴があったのだった。それに気づいた露伴は......。(よる10時放送)

寒山

                                          
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