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全米女子オープン、渋野日向子の足を引っ張った防寒対策ミス

   ゴルフの話題。先日終わった全米女子オープンでも、最後まで優勝争いをしていた渋野日向子というゴルファーは不思議な選手だ。昨年は全英に初めて出場して優勝。

   だが今年は予選落ちが続いていたが、全米では人が違ったように3日間首位を独走して、優勝かと思う活躍をした。

   ゴルフの技術はそれほどでもないが、メンタルが強いと、ゴルフ専門記者がいっている。

   メンタルが強いのに最終日で崩れたのはなぜか? ゴルフジャーナリストの舩越園子は、「渋野選手は防寒対策が全くできていませんでした」と指摘する。

   私も朝4時過ぎまでテレビを見ていたが、当日の気温は6度。風も吹いているから、体感温度はさらに低い。耳当てまでしている選手がいたのに、渋野は薄いコートで震えていた。あれではまともなスウイングはできない。

   初歩的なミスだったが、決定的なミスだった。負けて泣く前に、もっと考えるゴルフをやることだ、シブコ!

   さて、コロナ自粛の中、高齢者は認知症が進むのが怖い。新潮に「認知症グレーゾーンに気づくチェックテスト」というのがあるのでやってみた。

   昨日あるいは数日前にいわれたことを忘れており、再度いわれないと思い出せないことがありますか?

   以前に会ったことのある人たちの名前を忘れていることがありますか? などの質問が13。まったくなければ0、時々あると1、よくあるが2、常にあるは3だ。

   数日前のことを忘れることは時々あるから1。会った人の名前を忘れることは常にあるから3だな。合計点は19点。5点以上が認知症グレーゾーンを疑ってみる必要ありだから、私はグレーゾーンではなく、本物の認知症だな。

   最後にサン毎。安倍前首相が「桜を見る会」の不記載疑惑で、東京地検特捜部に事情聴取された。

   会見を開き、国会でも釈明したが、納得できるものではなかった。元最高裁判事の濱田邦夫(84)がこの問題についてこう話している。

   秘書の責任、一件落着でいいのか? 濱田、

   「安倍氏本人が知らなかったわけはないと思うが、少なくとも監督責任はある。安倍氏が大政治家として後世に名を残すつもりならば、すべてを告白し、非を認めて、議員をお辞めになるのがその道でしょう」

   菅政権はどうか?

   「苦労人で叩き上げというからもう少しマシかと思っていたが、どうもその場その場で泳ぎ方がうまくてあそこまで行った人になってしまっている。意外と短期間で馬脚を現した」

   安倍の議員辞職はない。菅の後先を考えないその場限りの政権運営も続くだろう。かくて来年は「日本沈没」か。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】

   先週の朝日杯FSのステラヴェローチェは惜しかった。横山典がもう少しうまい騎手だったら、1馬身は突き抜けて勝っていたはずだ。まあ、愚痴はいうまい。

   今週は有馬記念。アーモンドアイは引退、コントレイルが出ないのは寂しいが、今年の締めくくりのレースだから、気合を入れよう。フィエールマンとクロノジェネシスのどちらにしようか迷ったが、騎手の差で◎はフィエールマンにした。○はクロノジェネシス。これらをまとめて負かせるのはオークスまで4連勝したラヴズオンリーユーで▲。△はカレンブーケドール、福永への乗り代わりが嫌だがラッキーライラック、もしかするととっても強いかもしれないオーソリティ、単騎の逃げなら怖いバビット、一応有馬記念馬のブラストワンピースまで。GOODLUCK!

   良いお年を!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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