アメリカでは新型コロナワクチン接種も金次第?! 金持ち、セレブが寄付して「割り込み」か

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   金持ちやセレブは新型コロナワクチンの接種も優先か。立本信吾アナは「ワクチン接種で驚きの報道がありました。富裕層から病院に、多額の寄付をするから、先に接種してくれという申し入れが広がっているというのです」と取り上げた。

   もっとも、アメリカの話で、「ワシントン・ポスト」は「金持ちがワクチン接種の列に割り込む方法」と皮肉り、「ロサンゼルス・タイムズ」も「富裕層がワクチン求めてはい回る」「2万5000ドル寄付したら助けてもらえる?」と伝えている。

   俳優のトム・クルーズやメル・ギブソン、歌手のジャスティン・ビーバーらもかかりつけのハリウッドの病院の医師は、「ワクチンのためにいくらでも払おうという人はいます。1万ドル(約100万円)払えるとか......。毎日100件ぐらいの電話がかかってきます」と話す。別の医師も「裕福で権力がある人は、ワクチンを早く手に入れようと、病院に寄付を払おうといってきます」という。

   「とくダネ!」が取材したこの2人の医師は、「いくらお金を積まれても、順番を優先することはない」としているが、「お金を多く払っているクライアント(病院への出資契約者)を優先する」と、ワクチンを売りにしている病院もあると報じられている。

日本では医療従事者、高齢者、高齢施設などの職員、基礎疾患のある人の順に

   同じことが日本でも起きるのか。司会の小倉智昭は「日本は良識があると信じているから、こういうことは起こらないと思うんですけどね。日本の優先権はどうなってるの?」と立本に聞く。

   立本「日本では2月下旬から接種が始まる予定ですが、政府の案によると、優先順位は、まず医療従事者、次に高齢者、高齢施設などの職員、基礎疾患のある人となっています」

   基礎疾患は慢性的な心臓病、腎臓病、がん、免疫異常による神経筋疾患などだが、BMI(肥満度)30以上の肥満も対象となるようだ。たとえば、身長170センチ、体重86・7キロ以上だとBMIは34・2以上になる。

   スペシャルキャスターのカズレーザー(タレント)「BMIの低い、つまり健康意識の高い人より、意識の低い人が優先的に受けられるというのは、ねじれがあるなあと思うんですけどねえ」

   昭和大医学部の二木芳人・客員教授「そういう方(肥満)は重症化しやすいということを考えないと。持病を持っていることも多いですし」

   小倉はこんな疑問を持った。「基礎疾患がある人っていうけれど、診断書を持参するのかねえ」

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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