新型コロナで大人数での会食は避けるよう呼びかけられているなかで、愛知県西尾市の市議会議員14人がコンパニオンを呼んで宴会していたことが明らかになり、おととい22日(2020年12月)、市議5人が謝罪会見を行った。そのなかで、感染対策としてコンパニオンを呼んだという趣旨の発言が、さらなる批判を呼んでいる。
西尾市の自民党系会派の市議14人と秘書1人は、愛知県全域で飲食店の時短営業が要請された今月18日(2020年12月)、コンパニオン3人を呼んで、約1時間半にわたって宴会を行った。参加者の1人である小林敏秋市議は、JNNの取材に対し「議員だから飲んじゃいかんということはないんじゃないの」などと開き直ったが、報道後に批判が相次ぎ、謝罪会見に追い込まれた。
小林敏秋議員は「私の不徳の致すところで軽率な行動をとったことをおわびします」と謝罪し、コンパニオンを理由について「感染防止のため、議員がなるべく席を立たないよう、コンパニオンさんにビールや焼酎を運んでいただくことにした。議員の仲間がコロナにかからないようにという配慮だった」と釈明した。
「コンパニオンはマスク代わりか」と怒りの声
これに対し、西尾市でコンパニオンとして働く女性たちは「感染対策としてコンパニオンを呼ぶというのは意味が分からない」「コンパニオンは感染していいのかと聞こえてしまう」「コンパニオンがマスク代わりみたいに言われて、心外」「自分たちのことしか考えていない。腹立たしいですね」と口々に憤っていた。
キャスターの立川志らく「この問題は色んな情報番組で取り上げられ、市議たちも社会的制裁を受けているが、擁護しようという要素が何もない。哀れなお年寄りだなと言うしかない」
木曜レギュラーの井上裕介(NON STYLE)「このニュースのおかげで、数年ぶりにコンパニオンという言葉を聞きました」