もはや半数近くが家庭内での感染だ。家族の誰かが感染したら、家族はバラバラ療養となり全員が感染することも。高齢者の受け入れ先もままならない... 

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感染を想定、あらかじめ話し合っておく

   コロナウイルスは、発症の2日前から発症後7~10日間が感染可能性期間という。どうしたいいのか。

   感染症対策コンサルタントの堀成美さんは「家族の誰かが発症したら、家の中でもマスクをする」「部屋をべつにする。できなければ、ソファーとテーブルで分ける」「寝るときは頭を並べず、顔も離す」「食事の時間をずらす」「風呂やシャワーは病人を最後にし、入浴後は触った所を洗剤で洗う」ことをアドバイスする。感染した場合の仕事の分担や避難場所をあらかじめ相談しておくのもよいという。

   家庭内感染した人を守る取り組みも、全国的にはまだ十分ではないが、始まっている。神戸市は家族が感染した高齢者向けの一時滞在施設を5月につくった。埼玉県は特別養護老人ホームの駐車場に一時受け入れ施設を設け、老人福祉施設協議会からスタッフ派遣を受けて24時間支援態勢をととのえた。東京都港区は18歳未満の子供を預かる施設を設けている。

   医療崩壊が危惧される中で、個人も医療機関もやれることはきちんと、それも具体的にやっていかなければならない。もちろん、政府や自治体もだ。

あっちゃん

   ※NHKクローズアップ現代+(2020年12 月18日放送「急増 家庭内感染 家族の命をどう守るのか」)

   次回は1月5日(火)から放送を再開する。

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