平均年齢78歳、基礎疾患あり、大人数ってまるでクラスターの条件 菅首相の高級ステーキ店で会食問題に批判集まる

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   菅義偉首相が大人数で会食をしていた問題で、菅首相はきのう16日(2020年12月)、「他の方との距離は十分ありましたが、国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省をいたしております」と釈明した。しかし、会食の詳細が明らかになるにつれ、批判の声はヒートアップする一方だ。「グッとラック!」もきょう17日の番組の冒頭でこの問題を取り上げた。

   会食に参加したのは、菅首相(72)のほか、二階俊博幹事長(81)、林幹雄幹事長代理(73)、政治評論家の森田実氏(88)、福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長(80)、俳優の杉良太郎氏(76)、タレントのみのもんた氏(76)ら8人程度で、平均年齢は78歳だった。感染症に詳しい金子俊之医師は「会食を行った人数が増えれば増えるほど感染のリスクは高くなる。王さんや杉さんは胃や心臓の病気をされているので、基礎疾患があると分類され、重症化リスクが高くなります」と説明している。

   会場となった銀座の高級ステーキ店は「ひらやま」で、この店の常連客だという実業家のTOMOROさんは店内の様子について「入って右側にカウンターがあり、奥に個室がある。ゆったり座れて食事ができる。窓はない」と間取りを説明し、値段については「大体1人8~10万円じゃないですか」と話していた。

   これまで会食における「大人数」目安として「5人以上の会食」と明言していた西村康稔・経済再生相は、菅首相のステーキ問題についてはきのう16日の国会で「一律に5人以上はダメだと申し上げているわけではない」と腰くだけ。加藤勝信官房長官も「広い部屋で他の方との距離は十分あったと聞いている」と言い訳に終始した。しかし、公明党の竹内譲政調会長は「一国のトップであるので、人数の云々にかかわらず配慮が必要」とくぎを刺し、立憲民主党の安住淳国対委員長は「国民から見たら、この人の言う話についていこうとならない」とあきれていた。

   街で聞いても「うちの会社も4人までという指示があった。日本のトップとして示しがつかない」「菅さんおかしいですよ」と怒りの声が相次いでいた。

   キャスターの立川志らく「国のトップとして危機管理がなっていない。官房長官や西村さんも『これはよくない』とズバッと言うべきです」

自民党の派閥忘年会は中止に

   司会の国山ハセン「驚いたのが、自民党の派閥の忘年会です。今回の問題を受け、きょうの開催予定だったのを急きょ中止にしました。全員参加するのかはわかりませんが、二階派が48人、岸田派が47人です」

   メインコメンテーターの田村淳「みんなやめているのに、この時期に忘年会をやろうとしていたということですか?48人もいて、誰も『今年はまずくないですか』と言えないのでしょうか」

   志らく「開いた口がふさがらない」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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