新型コロナウイルス対策に政府が5人以上の会食自粛を呼びかける真っ最中に8人で会食していたことが発覚した菅義偉首相はきのう16日(2020年12月)、日本テレビのインタビューに「ご挨拶だけで失礼しようと思ったが、結果的に残って話をした。大いに反省している」と語った。なんだか市会議員クラスの言い訳だ。
会食は14日夜、政府がGoToトラベルの一時停止を発表した1時間半後に都内のステーキ店で自民党の二階俊博幹事長らと45分にわたった。きのうの衆院内閣委員会で追及された西村康稔経済再生担当相は「5人以上の会食を一律に(止めてと)申し上げてはいない。強制力があるわけもない」と、とてもじゃないがスッキリしない答弁に終始した。
番組コメンテーターの坂口孝則(経営コンサルタント)は「西村大臣の言い方では100人宴会しても無言なら大丈夫みたいに聞こえる」と批判、菅首相が経営者15人と会食していた疑惑も指摘した。「秘書が止めなかったのか。これでは在宅勤務が進むこともなくなるのではないか。トップの人たちが自分の行動を修正してほしい」
王貞治氏、杉良太郎氏、みのもんた氏らと
そういえば菅首相と会食したのは各界トップ面々で、「スッキリ」は画面に年齢付きで名前をずらりと出した。菅首相(72)、二階自民党幹事長(81)、林自民党幹事長代理(73)、王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長(80)、俳優杉良太郎(76)、みのもんた(76)、政治評論家森田実(88)の各氏、それに「自民党関係者」だ。菅首相以外の人たちの責任も問われる。杉氏によると「野球の話とかした。忘年会です」というが、各氏の言い訳をききたいところだ。
司会の加藤浩次「(問題は)大人数であつまった部分だな、なんとか少なくする努力を国民に申し入れている中で」
モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「まずはご自身が当事者意識を持ってデモンストレーションしてもらいたい」