Go Toトラベルの全国一時停止をおととい14日(2020年12月)、唐突に発表した菅義偉首相のその後の行動が物議をかもしている。発表の2時間後、東京・銀座の高級ステーキ店で、自民党の二階俊博幹事長をはじめタレントのみのもんた、俳優の杉良太郎、福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長ら7人で会食をしていたというのだ。国民に会食や忘年会の自粛を呼びかけておきながら、Go Toを中止したその足での会食とあって、スタジオでは非難の声が相次いだ。
小池都知事は「いやいやどうでしょうかね」と苦笑い
会食後、報道陣に「菅首相とはどんな話を?」と問われた杉良太郎は「今日はみんなで野球の話とか...忘年会です」とポロリ。これに対し、標語まで作って少人数での会食を呼びかけている小池百合子・東京都知事はきのう15日(2020年12月)、都庁を出る際に報道陣に「菅首相が夜の会食を5人以上で行っていた」と指摘されると、「いやいや、どうでしょうかね、はい」と苦笑いしながらその場を去った。
全国の重症者はきのう15日、592人と過去最多にのぼっている。
キャスターの立川志らく「みなさん高齢だし、大事な話があるならリモートでステーキをテイクアウトして食べればいい。こんなことをやったら叩かれることはわかっているのに、政治的センスがない」
メインキャスターの田村淳「7人もいながら、誰も『今はやめておきましょう』と言わなかったという異常な集団です。正常な判断ができる大人が1人もいないということですね」
女優の星野真里「私たちは4人でも今集まっていいのかなと毎日考えて生活している。おじいちゃんおばあちゃんのために我慢しているのに、怒らざるを得ない。批判せざるを得ません」
志らく「機転の利くお店は『首相がやったんだから7人の忘年会OK』という看板を出せばいいのに」