事故車を助けた後続車を奪って逃走のあ然!新東名トンネル内、男女3人を逮捕。事故車は盗難車だったらしい

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   静岡県新東名高速の下り矢倉山トンネル内で15日(2020年12日)午前3時40分頃、事故を起こした男女3人が、救助にかけつけた男性の車を盗んで逃走する事件が発生した。

   ワゴン車を運転していた男性の前方で、白い車が大型トラックに追突。白い車は大破しており、男性は「死亡事故かと思うくらいの損傷だった」と話す。

   男性は自分のワゴン車を安全な場所に停車させると、発煙筒を焚くなど救助活動を開始した。しかし、工事用のパイロンを事故車両の後ろに運ぶ作業をしている途中、なんと3人の男女は男性のワゴン車を奪い、逃走してしまったのだ。

   車を盗まれた男性は「あ然とするしかなかった。財布なども車に置いたままだったので。事故を起こしてパニックを起こして逃げたのかなって思った」と話す。

   男性は警察に通報し、3人は島田市内で警察に確保され窃盗容疑で逮捕された。

恩をあだで返したトンデモ犯罪、科せられる罪は?

   逮捕された3人には、警察の取り調べで新たな疑いが浮上している。なんと、トラックに追突した白い車も盗難車だった可能性があるというのだ。

   もしこれが真実なら、2件の窃盗罪と警察への報告義務違反で3人は15年以下の懲役、または150万円以下の罰金に問われる可能性があるそうだ。

   交通問題に詳しい高山俊吉弁護士は、高速道路上の救護活動について「高速道路上は駐停車禁止ですが、今回の場合は『危険を防止するため』なので例外となります。盗難に遭った被害者が取った行動は称賛に価する」と話しているが...。

   青木理(ジャーナリスト)「ワゴン車の運転手さんの行動は確かに素晴らしいです。でも、こういう時は止まるよりも警察や道路公団に連絡した方が良いのかもしれない。また後続車にぶつけられて事故が大きくなってしまう可能性もありますから。正解はないと思いますが、新たな事故の当事者にならないように行動することも大切です」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「難しい所です。助けようと思う気持ちは尊いものですからね。裁判所にはマックスを科してほしいですね」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト