GoToトラベル「急ブレーキ」で大混乱! 菅首相の豹変に志らく「自分の政治生命のためなのか」

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   菅首相は昨夜の記者会見で、「Gotoトラベルを、12月28日から1月11日まで、全国一斉に一時停止する」と発表した。先週の金曜日には、「移動について感染は低い、と分科会から提言をいただいている」としてGoto見直しに否定的だった首相が、週明けに豹変した。「ぜひ、国民の皆さんには、年末年始、静かにお過ごしいただいてコロナ感染を何としても食い止める。そういう思いの中で自ら判断いたしました」。

   番組は発表直後の、旅行業者やホテル、飲食店の混乱ぶりを追った。

   東京・江戸川区の旅行代理店の代表は、菅首相の発表をテレビで見ながら、「いやもう死活問題ですよ。これ。一番の書き入れ時なんだけど」。あすからは、「Gotoなくても(旅行に)行かれますか」と全部の予約を確認する作業に追われる。地域クーポン券はすでに約300枚を配布済み。「書留で送り返してもらわなければ。これだけ旅行会社引っ掻き回して、補償金も何もないのかなあ」と嘆くばかり。

   東京・日本橋のホテルの代表は、「いやあ、これはなかなか厳しいですね。本当にどうしていったらいいのか教えてほしいですね」。4月の緊急事態宣言以降、落ち込んでいた売り上げがようやく上向きになってきた矢先だ。「気持ちが折れてきそうになります。ここまで長いと」

「なんでこんなにブレるのか。穏やかな新年なんか迎えられない」

   飲食店には午後10時までの時短要請が来年まで延長された。協力金は最大で月120万円。都内の炭火焼きとり店の女将は「うわあ、やばいよね。もう無理じゃない?本当に」。3度の時短要請にはすべて応じてきたが、売り上げは去年の半分以下に。「ギリギリ以下でやってる。年末年始は本当に稼ぎ時なのに」

   小池百合子都知事は、「穏やかな新年がみんなで迎えられるように、都民の皆さん事業者の皆さんとともに、感染拡大を食い止めてまいりましょう」というが。

   キャスターの立川志らく「菅総理はなんでこんなにブレるんだろう。支持率がガーって下がったら手のひらを返したように。みんなのためにって?自分の政治生命のためでしょ。旅行会社らはみんなパニックじゃないですか。みんなで穏やかな新年なんて迎えられるわけがない」。

   コメンテーターの田村淳「説明がないでしょ。今までGotoを推してて、なぜ急に方向転換したのか」。

   日本医科大学の北村義浩・特任教授は、今後のGoto停止などが功を奏した場合の感染者動向をこう予測する。「クリスマスあたりから下がって、年末年始のステイホームを徹底すれば、1月中には、9-10月の低い水準に下がるだろう。しかし、これまで通りを続ければ、800人レベルの高止まり状況が春まで続く」。

   最後に、淳が聞いた。「正月休みに家族で温泉旅行へ行くつもりだけど、いいですか?」。志らく「私も年末、箱根とかに旅行の予約しているんだけれど。キャンセルしようかと昨日話したんだけど。行っていいですか?」。北村「ふつうに感染対策とって、はしゃがないようにすれば、全く問題ないと思います」。

文・栄

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