年末年始は静かに過ごそう!帰省自粛、初詣は日にちずらして、成人式も見送り...「めでたさも中くらいなり...」

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   新型コロナウイルスの感染拡大が続くが、年末年始が迫ってきた。帰省、初詣、成人式はどうなるのか。

   帰省について、政府のコロナ対策分科会は「できるだけ静かに過ごすように」と呼びかけている。東京・銀座で聞いてみると、80代の夫婦は「毎年、子どもたちが集まるんですけど、今年(2020年)はコロナに用心して誰も来ないように、行かないように、老人夫婦2人きりで過ごします。孫たちがいるから全部で9人くらいにいる。さみしいけど、やむを得ないね」と話す。

   帰省の自粛を求める自治体もある。広島県は「帰省は大家族、もしくは友人と食事をしたり、お酒を飲んだりと、リスクが高まると考えていますので自粛をお願いしております」と語る。そのほか、「オンライン帰省」(青森など)や「分散帰省」(栃木、岩手など)を呼び掛けているところもある。

神社宮司「神様は差別しません。御利益は同じです」

   初詣について分科会は「三が日にこだわらず参拝を」といっている。30代の女性は「わざわざ人が多い神社には行きません」と話していた。一方、例年約30万人が訪れる横浜市の伊勢山皇大神宮では、早くも来年(2021年)用の破魔矢を買い求める人もいる。阿久津裕司宮司は「御利益は同じでございます。神様は差別することはございませんので、日にちをずらして頂きたいと思っております」。

   三が日は200万人以上が参拝するというさいたま市の武蔵一宮氷川神社は混雑回避のため、「手水舎を閉鎖し、参道を一方通行にし、露店は中止します。節分まで干支の縁起物や破魔矢を用意します」と話す。

   成人式については、すでに見送ることを決めたところもある。札幌市の晴れ着のレンタル店は、式典がなくても晴れ着姿の写真撮影などサービスを考えているという。横浜市では混雑を避けるため、2つの会場で8回に分けて実施する。

   司会の加藤浩次「いま感染が増えている状態に、われわれ一人ひとりがやらなければいけないものは何でしょうか」

   政府の分科会のメンバーの古林慶一郎さんは「やはり基本に立ち返って、3密にならない、大声をしない、手洗いを頻繁にすること。会食もできるだけ日頃から会っている人と小人数にとどめるとか、工夫してやっていくしかないのかなと思います」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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