柔道66キロ級の東京五輪代表決定戦はきのう13日(2020年12月)、東京・講道館で行われ、阿部一二三選手(23)が丸山城志郎選手(27)に勝ち、代表に内定した。
2017年、18年の世界選手権で優勝した阿部と19年に優勝した丸山との「王者同士」の一発勝負だった。試合は序盤から攻める阿部、隙を見せない丸山。4分の規定を超えて延長戦に入り24分、大内刈りで阿部が優勢勝ちとなった。
激闘の末に敗れた丸山は「自分を信じて、妻を信じて。毎日稽古やトレーニングをしました。僕を成長させてくれたのも阿部選手の存在があったのは間違いないです」と述べた。阿部も「ライバルという存在で丸山選手がいたから、僕自身もここまで成長出来ました」と語る。
ダイナミックよりも代表権をとりに行く勝ち方だった...
阿部の妹の詩選手(20)は今年(2020年)2月に女子52キロ級で代表が内定している。「妹が先に決まっているのでお待たせという感じで。これからは兄妹2人で次の東京五輪という舞台で一番輝きたい」
阿部の戦い方について、バルセロナ五輪金メダルの古賀稔彦さんは「自分の持ち味のダイナミックな担ぎ技よりも足技をメインに組み立てた柔道。ダイナミックな勝ち方よりも代表権を取る勝ち方。初戦から決勝まで全ての準備が出来た選手になった」と称えた。
司会の加藤浩次「凄い死闘だね。どっちがオリンピックに行っても金メダルの可能性がありますね。すごく高いレベルでした」
杉山愛(元プロテニスプレーヤー)「お互いの存在が自分を高めてくれたと、ライバル関係を認め合っているところが美しいと思いました」
加藤「放送していたテレビ東京が途中で終わっちゃったんですよ。そこまでいくと時間を考えていなかったようです」