宮内庁長官「小室さん側に説明責任」と異例の発言、待ったなしの状況へ 文春は渡部に意外にも同情的「これ以上、誰が石を投げられるというのか」

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目立つ女性暴行事件

   さて、このところ甘言を用いて、女性を暴行する事件が多いような気がするが、これもコロナの影響か。

   就職情報サイト「リクナビ」を運営するグループ会社の社員、丸田司朗容疑者(30)が準強制性交等の容疑で逮捕された。

   この男、就職活動中の学生とOBをマッチングさせる「就活アプリ」を使って、日常的に女子大生を物色していたという。女子大生が必死に就活をしているのを利用して、「就活用PR動画の作成を手伝うから」といってホテルに連れ込み、アルコールに睡眠作用のある薬物を混ぜて心身喪失状態にして暴行し、写真や動画まで撮影した。

   丸田のスマホから、十数人の昏睡状態の女性の動画が見つかったそうだ。

   やはり文春が、35歳の女性会社員の後をつけ、自宅に侵入してロープを使って首を絞めて殺した、保育士の佐藤喜人容疑者(29)の手口を報じている。

   佐藤は、会員制の人気婚活アプリ「ペアーズ」に登録して、交際相手を探していたそうだ。これは検索機能が充実していて、年収や身長だけでなく、居住地で相手を絞り込むこともでき、位置情報をアプリと連動させれば、自身の居住地から10キロ圏内の相手を探すこともできるという。

   興味を示す女性が出てくれば、彼女が住所を教えてくれなくても、探し出すのは容易だろう。こうした危ないアプリを使って相手を探す女性がいることが、私には信じられないのだが。

   始まったNHK朝ドラ『おちよやん』は、女優・浪花千栄子がモデルだそうだ。主役の女優はあまり浪花に似ているとは思わない。浪花の若い頃はベッピンさんだったぞ。

   そのドラマで、ヒロインをいじめる役をやったのは宮澤エマ(32)で、宮澤喜一元首相の孫だそうだ。写真で見る限りおじいちゃんには似てない。よかったね!

   彼女、アメリカのオバマも出た大学に進み、英国のケンブリッジ大にも留学した才媛だそうだ。だが一族には、それ以上のエリートだらけで、中でもエリート中のエリートだった宮澤喜一から、こういわれたそうだ。

   「幼い頃、テストで九十点台を取った際、喜一氏から『百点以外の答案ってあるんだね』」

   そんな中では落ちこぼれ感がぬぐえず、歌やアートの世界で生きようと早くから決めていたそうだ。エリートも辛いんだ。

   さて、ゲームメーカーに「カプコン」というのがある。ここが身代金という「ランサムウェア」に感染して大変だと現代が報じている。

   ハッカー集団「ラグナロッカー」がネットワークに侵入して、「カプコン」はそれを完全に停止することを決断した。

   その後、犯人側が11億円ともいわれるカネを仮想通貨で払えと要求してきたといわれる。断ると、犯人側は、開発中のゲームのタイトル、社外秘の販売レポート、最新の財務情報などをネットに公開した。

   日本はセキュリティが脆弱なため、世界中のハッカーから狙われているそうである。一企業の問題ではなく、国を挙げて取り組むべき喫緊の課題である。(文中一部敬称略)

【絶対当たらない馬券術】

   今週は阪神JF。白馬の女王ソダシが注目を集めている。白馬といえば、私はハクセツを思い出す。南関東から中央入りして牝馬タイムズ杯など重賞3勝した名牝である。「白い美少女」といわれた。体は小さかったが、最後方からごぼう抜きしてくる姿は神がかっていた。当時の中村勝五郎馬主会会長の馬だった。この妹のジョセツは「白い恋人」といわれた。ソダシは「雪の女王」か。心情的には勝ってほしいが、ここは非情に、サトノレイナスを上に見た。ディープ譲りの末脚はほれぼれする。◎はサトノレイナス、○はソダシ。△にインフィナイト、オパールムーン、ジェラルディーナ、メイケイエール、ユーバーレーベン。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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