新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからなくなってきたが、いつになったら終息するのだろう。「イギリスで『社会が日常に戻る時期』を予想した調査結果が発表されたんですね。日本はいつなのか、驚きの結果です」と司会の小倉智昭が取り上げた。
調査したのはイギリスの医療調査会社「エアフィニティー」で、日本は先進国で最も終息時期が遅かった。アメリカは来年(2021年)4月、イギリスは来年7月、EUは来年9月なのに、日本は再来年(2022年)4月とアメリカの1年も後だ。なぜそんなに遅いのか。調査会社のラスムス・ハンセンCEOは「日本は他の先進国に比べて、集団免疫を獲得する時期が遅いからです」と説明している。
立本信吾アナが詳しく解説した。「ラスムスさんによると、各国の人口とワクチン確保率をもとに集団免疫がいつ得られるかを予測したもので、日本は1人当たりのワクチン確保数が少なく、また海外から輸入するしかないということで、かなり遅めになるということでした」
昭和大医学部の二木芳人・客員教授は否定的
はたして、この予想は信頼できるのか。昭和大医学部の二木芳人・客員教授は否定的だ。「ワクチンを軸に、集団免疫がいつできるかという一つの試算としては興味深いですが、おそらく全然当たらないでしょうね。(最大の感染国の)アメリカで来年4月までに多くの人にワクチン接種がいきわたるかというと、そんなことないでしょうしね」。また、ワクチンだけが新型コロナ対策ではない。
では、この年末の帰省・旅行、都民はどうするのか。「『とくダネ!』が都民500人にアンケートしました。帰省を変更する(中止する)人は11%、しないが89%でした。旅行は変更する人8%、しない人92%でした」と立本は伝える。
小倉「感染者が600人超えても、危機感はないのかなあ」