山崎夕貴キャスターが「新型コロナ禍の今年の冬のボーナスは、はたしてアップでしょうか、ダウンでしょうか。業種で明暗が分かれました」と取り上げた。「とくダネ!」が東京・新橋駅前で聞いてみると――
★アパレル業・50代男性「去年の半分だね。服なんか、いまはパンツとか最低限のものしか買ってくれない。高級なコートとかジャケットは不要不急だもの」
★観光業・60代男性「50万円ぐらい減ったかな。ゴールデンウイークのときは、これで終わりかと思うほどひどかったもの」
★医療関係・20代女性「出てくれただけですごくうれしい。ボーナスなしの病院が多いので」
★警備業・40代男性「2割減です。コロナでイベントが次々に中止になってるし、オリンピック延期の影響もありますね」
★ITサービス(男性)、飲食業(女性)、出版業(男性)なども、軒並みダウンになっているのだが、アップという業界もある。
★通信業・40代男性「在宅ワークで(ネット回線開通)の工事が増えましたね。巣ごもり需要で、多分、ボーナスも増えるはずです」
★販売業・30代女性「車の卸です。去年冬に比べたら数万円上がったかな」
★製造業・40代男性「製造している医療用ガウンや防護服を評価してもらったので......。言いづらいですけど、ボーナスは上がりました」
前年比で5万319円の減少
山崎「全労連の調査では、全業種平均は65万248円で、これは前年比で5万319円の減少だそうです」
司会の小倉智昭「組合のない職場もあるので、平均はもっと低いし、もらえない人もいると思いますよ」「来年夏はさらに厳しくなる可能性がありますよね」
三浦瑠麗(国際政治学者)「まだ(業績が)下がり切っていないところが多いですからね。来年は、これが消費に響いてくると思います」
古市憲寿(社会学者)「来年にオリンピックがあったとしても、その後の景気後退をどうするんだという問題などが山積しているわけで、なかなかそんなに明るくないんじゃないかなあ」
「とくダネ!緊急アンケート」で、ボーナスをもらったら、何に財布のひもを緩めるかを聞いたところ、1番は「おいしい食事」、2番目は「株などの投資」だった。