乾燥が大敵! コロナ重症化リスク高まるぞ!「室温20度なら湿度65%に」と専門医

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   空気が乾燥する冬は、新型コロナウイルスの重症化リスクが上昇する。空気中に水分の少ない冬はウイルスの水分が蒸発し、空気中に長時間滞留するので、いわゆるエアロゾル感染のリスクが高まるからだ。

   また、乾燥によって口や鼻の粘膜・線毛が干からびた状態になっているため、ウイルスが体内に入らないようにせき止める力が低下する。さらに水分が蒸発し軽くなったウイルスは喉の粘膜を通過し肺に届きやすく、肺炎を起こしやすいので重症化につながりやすい。

   昭和大学医学部の二木芳人客員教授は、この重症化リスクを減らすために部屋の加湿やこまめな水分補給を勧める。加湿の目安は室温20度に対し、湿度65%が目安だそうだ。

オゾンは強い殺ウィルス効果あり、紫外線も効くそうだが...

   「まず必要なのは換気。飛まつなどをどんどん外に出していくことです。それに加えて湿度が必要です。換気をすれば湿度も下がりますから」と二木客員教授。「温度が下がれば下がるほど湿度をコントロールするのが難しくなります。20度よりも室温が高いのなら、湿度は65%より少し低めでも大丈夫です。パソコンなどで調べれば早見表のようなものがありますので、設定すべき湿度が何%か分かります」と教えてくれた。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「お店ではどのような対策を取ったらよいのでしょうか。最近は病院などで、人体に影響が出ないレベルの濃度のオゾン発生器を置いてあるところもあります。換気が難しい環境なら、そういう手段もあり得るかなと思います」

   二木客員教授「オゾンは非常に強い殺菌や殺ウイルス効果があります。もう1つは紫外線です。222ナノメートルの波長だったら人体に影響がないことが分かり、最近は待合室に紫外線を発生させる装置を置いている病院もあります」

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「ある専門家の方は、お店で簡単にできる対策の1つとして『BGMを切る』と言っていました。音楽がなっていると自然にしゃべる声が大きくなりますから。できることはまだあります」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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