「学費払えない」コロナ禍で困窮の学生が悲鳴!中退者激増、キャバクラで学費稼ぐ国立大生も

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   コロナ禍で経済的な苦境に立たされた大学生が悲鳴をあげている。「年度末までに経済的な理由で退学や休学が増える」と懸念する大学は3割にのぼるという調査もあるなかで、政府がきのう8日(2020年12月)発表したコロナ禍の新たな経済対策では、大学生への支援は盛り込まれなかった。

   都内の私立大学に通っていた男性(22)は、後期の学費が払えず、やむを得ず大学に退学届けを出した。学費と生活費を奨学金とバイト代で賄っていたが、コロナの影響で飲食店のバイトが週5日から3日に減ってしまった。「タクシー運転手をやっている父もコロナの影響で収入が減ってしまったので、親は頼れなかった。もう少し(公的な)手助けがあれば」と話す。現在は就職活動中だ。

国の支援はないのか...「もう少し学生のことも考えて」

   専門学生の女性(20)は、学費や生活費をバイト代と奨学金から捻出していたが、コロナでバイト先の居酒屋が休業し、収入が途絶えてしまったため、2カ月前からキャバクラで働くことにした。「できればやりたくなかった。親には言っていません」と話す。母子家庭で育った国立大2年の女性(20)も、コロナでバイトの収入が3分の1になってしまい、キャバクラで働き始めた。「体験したことのない世界で、よく泣いていました。近くで接客するのでコロナは怖いが、覚悟している。もう少し学生のことも国が考えてくれたらなと思います」と話していた。

   「コロナ中退119番」という相談窓口を設けている人材会社「ジェイック」によると、サービスを開始した今年5月(2020年)から先月末(2020年11月)までに寄せられた大学中退に関する相談は、約3000件にのぼるという。また、キャバクラへの人材派遣を行っている会社の浅井恒太顧問は「コロナで経験者が業界を離れてしまったこともあり、未経験者や学生の割合は増えている」と話す。

   司会の国山ハセン「学生が支援の置き去りにされてしまっています」

   メインコメンテーターの田村淳「日本では、コロナ禍になる前から、大学生を支援する仕組みは手薄でしたからね」

   キャスターの立川志らく「子どもたちを救う手立てを大人たちが考えないといけません」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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