白菜2分の1カット250円(2019年11月)→138円(2020年11月)
大根・ほうれん草178円(2019年11月)→98円(2020年11月)
「いま、冬の野菜が非常に安くなっております。東京・新宿区の青果店で聞きました」と森圭介アナが伝えた。
SNSでも「ほんまに野菜が安いな。一部冷凍保存する」「安すぎてびっくり!オープン価格ですって言ってた」といった声があがっている。新宿八百屋の専務は「例年に比べると、物によっては4割くらい安くなっています。コロナの影響で皆さんが毎日買い物をしないためか、消費量も減っているので、相場的に安くなっているのが現状です」とみる。先週はレタス1玉5円でも売れなかったという。
先月(2020年11月)の農林水産省・食品価格動向調査(平年比)によると、レタス約5割安、キャベツ約4割安、白菜約4割安、大根約3割安と軒並み下落している。
好天続き生激増、「出荷しても段ボール代にもならない」
青果物健康推進協会の近藤卓志事務局長は「ここ1~2か月の天候が良かったので生育が早まり、生産量が増えているということです。それに新型コロナで業務需要が落ちていますから」と解説する。外食する人が減っている影響もあるというわけだ。
一方、生産者からは悲鳴があがっている。100年続いているという千葉県松戸市の農園では「(立派な商品になるものを)処分しちゃった方がいいのかな、と思って」と立派に育った白菜の一部を廃棄せざるを得ないという。「出荷しても安いし、段ボールも高いので、段ボール代にもならない」と嘆く。
司会の加藤浩次「白菜とほうれん草、半値になっているけど、鍋には本当にいいよねえ」
近藤春菜(お笑いタレント)「絶対必要なものです」
この野菜の値崩れ、いつまで続くか。成果物健康推進協会の近藤事務局長は「このままの気候が続けば、春先まで続く可能性がある」と話す。一方、農家によると、天候に恵まれた影響で収穫時期が早まり、3月ごろ野菜不足になるかもしれないとみているという。