竹井千代(毎田暖乃)は大阪・道頓堀にやってきた。目に映るもの全てが、華やかな世界で、興奮が止まらない千代。
千代「おとぎの国やんかー」
奉公先である芝居茶屋「岡安」では、「お茶子」と呼ばれる女中たちが忙しく働いている。
見習いは「おちょやん」と呼ばれ、目の回る忙しさだった
千代は、忙しく飛び回っているお茶子に突き飛ばされ悪態をついて怒っているところを、取り仕切る女将の岡田シズ(篠原涼子)に目撃されて、奉公を断られかけてしまう。しかし、シズの母・岡田ハナ(宮田圭子)がとりなし、下働きのかめ(楠見薫)の元で働くことになった。シズは、ひと月の間に「お茶子」の仕事を全て覚えるよう千代に言いつける。
千代の呼び名は「おちょやん」。見習いをそう呼ぶのだった。
いざ働き出すと、炊事、洗濯、お使いとお茶子として覚えることは山ほどあった。毎日、目の回るような忙しさの中で道頓堀を駆け回る千代。
こうして千代のお茶子としての修行の日々が始まったのだった。
(NHK総合あさ8時放送)