新型コロナウイルスのワクチン特需 今後何十兆円にもなる見込み

   司会の小倉智昭が「立本くん、新型コロナウイルスのワクチン特需が起こってるんだって?」とキャスターの立本信吾アナに聞く。「そうなんです。イギリスで接種が始まるウイルスを製造しているファイザーとビオンテックが手にする金額は、1兆3500億円と報じられています。アメリカ政府と交渉した卸売価格が1回分約2000円というところから計算したものですが、この中には日本の1億2000万回分の2400億円も含まれています」

   中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「兆はいくと思っていましたが、これが1回だけでなく、何回も繰り返すわけですから、何十兆円になるわけですね」

   スペシャルキャスターもカズレーザー(タレント)「ほかにも意外なところに特需が発生しています。アメリカ・オハイオ州の製氷会社は、ドライアイスの売り上げが15%増。また、冷凍庫の買い占めも発生して、メーカーは第1四半期に比べて売り上げが2・5倍になっています」

マイナス80度で冷凍保存

   新型コロナ・ワクチンはマイナス80度前後で保存しなければならないため、注文が殺到しているのだ。日本のカノウ冷機は、マイナス80~マイナス60度の性能を持つ超低温フリーザーを製造していて、以前は1日5件程度だった問い合わせが、30件にもなっている。病院、クリニック、自治体などからだという。

   昭和大医学部の二木芳人・客員教授「マイナス70度、80度というのはディープフリーザーというのですが、研究所レベルのもので、クリニックさんで新型コロナのワクチンを解凍して打つというのは難しいでしょうね。日本でも、ワクチンセンターに来てもらって接種ということになるでしょう」

   小倉「電子レンジでチンというわけにはいかないものねえ」

   アメリカのカリフォルニアでは、移動ワクチンクリニックを巡回させることが検討されているという。日本でも進めて欲しい。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト