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秋篠宮眞子さん「結婚宣言」の余波

   さて、秋篠宮眞子さんが「結婚宣言」を公表し、秋篠宮が誕生日会見で「結婚を認める」と発言したことで、眞子&圭の結婚に障害はなくなったと思っていたのだが、どうやらそうではないようだ。

   今週の文春、新潮を含め、女性誌各誌も、小室圭と母親佳代へのバッシングは激しさを増している。中には、天皇に対して皇嗣・秋篠宮が含むところがあるのではないかという憶測報道まで出る始末だ。

   コロナ禍で、暇を持て余している人間が、鬱憤のはけ口として秋篠宮家を狙い撃ちしているのではないかとさえ思えてくる。

   その中で一番反響が大きかったのは、現代が報じた小室圭の母親・佳代の元婚約者の独白である。

   なぜこの時期にという大きな疑問がつくが、内容を紹介してみよう。

   「もう私は小室佳代さんから、400万円は返してもらわなくていいのです。先方と交渉を続けるつもりもありませんし、今後、小室家に対して返金を求めることは一切致しません」

   そう語るのは、これまで1年半以上も沈黙を続けてきたAで、現代の独占取材に応じたというのである。

   元々Aと小室家との関係は15年近くに及ぶという。当時、Aも小室家も横浜市内の同じマンションに住んでいて、管理組合の会合でAと圭の父親・敏勝が出会ったことがきっかけで意気投合したが、まもなく敏勝は亡くなってしまう。

   その後、マンションのエントランスで母親と圭に会った際、「今後もよろしくお願いしますと」いわれ、その後、圭のパソコンの修理をしてあげたこともあり、徐々に距離が縮まっていったそうである。

   「恋愛感情というより、圭くんの父親代わりになれれば、という思いからでした。敏勝さんがいかに圭くんを大切に思っていたかを聞いていましたから。

   婚約したといっても、同居もせず、マンションのお互いの部屋を行き来するのも数えるほど。佳代さんとの間に肉体関係もありませんでした」

   だが佳代からの金銭援助の依頼が始まったのは婚約直後からだったそうだ。最初は、2010年11月に圭の国際基督教大学の入学金45万3000円を求められ、その後も、生活費など、様々な形で要求が続いたという。

   「夜中に電話がかかってくることもあり、毎月のように金銭を求められた。圭くんの留学費用として、200万円を振り込んだこともあります」

   積み重なったカネは約400万円にもなった。佳代側に返済を求めると、「あれは借りたのではなく贈与だ」と返答してきた。

   その後週刊誌にAがタレ込んだ金銭トラブルが原因で婚約延期になってしまう。

   19年1月に小室圭が文章を発表し、この件は「解決済み」だとした。

   「一方的に『解決済み』と文章を出されたことにはまったく納得ができず、小室家との交渉に臨むことにしたのです」

   19年7月から交渉が始まったが、向こう側の代理人と会ったのは2回だけで、交渉はまったく前に進まなかったそうだ。

   Aには、経済的な理由から400万円への未練があったことも事実だという。

   「ジャガーは私の虎の子の退職金で購入したものです。その車も、横浜市内のマンションも、ローンが支払えなくなり、とうの昔に売り払っています。今は家賃8万円の木造アパートで一人暮らしをしています。最寄り駅から徒歩30分近くかかるため、71歳の私にとっては毎日の往復応えます」

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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