家具インテリア大手「ニトリ」の偽サイトが出回っている。4万円のソファーが1万2000円などと大幅値引きをうたい、サイト上部には本物とそっくりのロゴマークを表示する。カード決済に誘い、クレジット番号を盗むのが狙いらしい。
阿部祐二リポーターが「ニトリ」で検索すると、画面トップには、「ニトリ・インテリア家具」、2番目には「ブラックフライデー限定の通販」が表示されたが、どちらも偽物で、同じサイトに誘導される。画面デザインが酷似していて、ちょっと見ただけではわからず、実際と同じ商品も使う。URLはちがうが、これもよく確かめないとわからない。
格安ソファーを2脚購入しようとした30代女性は「クリックした。ブラックフライデーの季節だったし」と振り返る。カード決済を選択したが、何回か弾かれ、「データを抜かれたのか」と疑いだしたところへ見知らぬメールがきた。カード会社に連絡すると、覚えのない決済情報が確認されたのですぐにストップをかけ、金銭被害を食い止めたという。
夏にはダイソンがターゲットに
会社概要にあった代表者名、URLはでたらめ。表示された電話番号にかけると、今年夏に偽サイトを作られた家電メーカー「ダイソン」につながった。
司会の加藤浩次「やった側は一緒だな」
ダイソンの場合は、新商品の発表時、ニトリは島忠買収公表のタイミングで偽サイトが現れた。時事的な話題にのって詐欺行為を展開する傾向があるという。
坂口孝則(経営コンサルタント)「被害企業が対策をとるまでタイムラグがあり、その間にひっかかりやすい」
下川美奈(日本テレビ社会部解説委員)「偽サイトはあふれています。アドレスを確認するなど自己防衛の必要があります」