高学歴・高収入なのに実家の子ども部屋で大好きなものに囲まれて暮らす「子ども部屋おじさん」が増えているそうだ。
都内の超難関国立大学を卒業後、生命保険会社に勤める永井さん(仮名・35)の年収は1000万円を超える。にも関わらず今も実家で暮らす理由は「衣食住が楽だから。洗濯物を出せば洗濯してくれて、朝になればご飯が出てくる」。毎月10万円ほどを実家に入れ、20万円ほどを趣味や交際費、残りは貯蓄や投資に回している。
しかし、永井さんは1つだけ気にしていることがある。「私が女性だったら、嫌です。『なんだ、こいつは』ってなりますよね。誰かとお付き合いするとして、家に来るとなっても『実家かよ』って。分かっちゃいるけどやめられないみたいな感じです」と言うのだ。
「結婚相手には、実家に一緒に住んでほしい」という男性も
70代の両親と実家で暮らす竹内さん(仮名・42)は都内の大学を卒業後、PC部品を扱う会社の営業マンとして働いていた。今は会社を辞め、子どものころから憧れていたゲーム制作を実家の自室で行う。部屋は子どものころのままで、ファミコンのソフトや、ビックリマンシール、元祖SDガンダム、プラモデルのコレクションなどに囲まれている。朝昼晩の食事も、着替えも、母親が用意してくれるという。
お付き合いをした女性は今まで1人もいないという竹内さんだが、「結婚するとしたら、できればここに住んでもらいたい」と話す。
「子ども部屋おじさん」はアリ?それともナシ?番組が20~30歳の子ども世代100人に聞いたところ、アリが61%、ナシは39%。40~70代の親世代60人に聞いた結果は、アリが45%でナシが55%で、子供世代とは正反対の結果になった。
浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「個人的には、1人暮らしをしていない男性は結婚すると大変だと思います。家事をしてきていないというのは、共働きをする上では大変です。私の周りでも苦労している人が多いです」
キャスターの斎藤ちはる「私の理想は(男性には)家を出ていてほしい。自分が一人暮らしをしていないので、家事という面で、経験値があった方が安心です」
浜田「逆に!?」
司会の羽鳥慎一「『私ができないからできる人』。いいですね。斬新な意見です」