「ウーバー地蔵」? 仕事を待って突っ立っているから...在宅で需要増えた反面、配達員10倍の過当競争に!

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   最近、交差点のファストフード店周辺で、自転車に乗ったまま、じっとスマホをにらむ若者の姿が増えた。「ウーバー地蔵」と呼ばれているそうだ。

   番組リポーター「地蔵ってどういうこと?」

   地蔵配達員「なかなか仕事が来ないときに、突っ立ているしかないので」

   道端で、じっと動かず、依頼を待つ姿から、こう呼ばれるようになったらしい。多いときは、10人から20人も、道端で待機していることがあるという。

   コロナの影響で「おうちごはん」が増えたため、ウーバー人気は広がったが、配達員も増えたため、過当競争になったようだ。

配達芸人に番組が密着、1日7件3000円強の稼ぎのみ

   番組は、配達歴3年のお笑いコンビ「いぬ」の太田隆司さん(33)に密着した。ちょうどピーク時の正午に合わせて仕事開始。アプリを開いて出発ボタンを押せば、営業スタートだ。「ピコピン」。5分で注文が来た。

   依頼ボタンにタッチして店に向かう。自転車に乗って2分で着いた店で受け取ったのは、タピオカ(ミルクティー)ひとつだけ。配達開始ボタンを押すと、配達先がスマホに表示される。今回は運よく、隣の駅周辺だった。商品をバッグにしまい、自転車で約8分。商品を配達して戻ると、「527円」と報酬が表示された。「意外といきましたね。

   今回は受け取りも配送も近かったので、だいぶおいしかったです」。配達終了後、間もなく次の依頼が。しかも2軒一緒に。約20分で2軒の配達先に届けた。その後1件の注文が入り、1時間半で計4件、報酬は1858円だった。ただランチタイムが終わる午後2時を回ると依頼はピタリと止んだ。

   「地蔵をして粘ってみようと思います」。次の依頼が来たのは30分以上たってから。「以前はこんなに待つことはなく、月10万円は稼ぎました。5月ころから配達員が増えだして、10倍くらいに増えたかな。月の収入は4月に比べて4割程度減りました」。結局この日は実働4時間半で7件配達、3087円の稼ぎだった。

   「3時のあなた」の芸人福田麻貴「(芸人は)ほぼやってるんじゃないですか。ウーバーって働きやすいよ、って昨年あたりから浸透して。オーディションの隙間に稼げるので。私も登録しようと思った時もありました」。

   志らく「(事故の話を聞いて)せめてヘルメットくらいしろよ、と思っていたら。「いぬ」はえらいね、ちゃんとヘルメットしてた」

文・栄

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