<七人の秘書/第7話>(テレビ朝日系12月3日木曜放送)
サランは悲壮な覚悟を秘めて財務相・粟田口の秘書に。東都銀行頭取と粟田口の会食を知った千代は、そこで決着をつけようと萬に相談するが...

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   理不尽に庶民を苦しめる世の悪人どもを懲らしめる7人の秘書たちと、悪人どもと結託して日本を支配しようと目論む権力亡者との闘いも、いよいよ最終章に突入だ。

   「最近、頻繁におかしなことが起きるなあ」――悪巧みをことごとく邪魔されてきた財務大臣・粟田口十三(岸辺一徳)は、フリーライター・黒木瞬介(坂口拓)を使って「裏でどんな連中が動いているか」を調べさせた。その結果、かつて収賄の濡れ衣を着せて解雇した元秘書で、今はラーメン店「萬」店主となっている萬敬太郎(江口洋介)が組織した『影の秘書軍団』の存在に気づく。

   5人の現役秘書と2人の元秘書からなる『軍団』の中で、粟田口が目を付けたのが、慶西大学病院病院長秘書パク・サラン(シム・ウンギョン)。粟田口の意に反して東京都知事・南勝子(萬田久子)の心臓手術をこっそりと行った天才外科医・白鳥六郎(リリー・フランキー)の実の娘だ。それを探り当てた粟田口は「きみもお父さんのような立派な人間になりたかったら、私の秘書になりなさい」と誘い、私設秘書として側に置いた。

   それ以後、サランは「萬」に姿を見せなくなり、連絡も取れない状況が何日も続いた。現役秘書たちのリーダー格で東都銀行常務・岩田常昭の秘書・望月千代(木村文乃)が心配していると、南勝子の秘書・風間三和(大島優子)が現れ、慶西大学病院に連絡したところ、サランがいつの間にか退職し、住んでいたアパートもすでに引っ越していると報告した。

  • テレビ朝日「七人の秘書」番組公式サイトより
    テレビ朝日「七人の秘書」番組公式サイトより
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東都銀行の内定を取り消された七菜の後輩にも粟田口が絡んでいた

   母親を白血病で亡くしたサランは5年前、父親を訪ねて韓国から日本にやって来たが会うことが叶わず、雨に濡れた歩道で泣き崩れているところを萬に助けられた。「そんな恩人を裏切ったのか?」と思われたサランだったが、実は、ある悲壮な覚悟を胸に秘めて粟田口の懐に飛び込んだのだった。

   同じ日、東都銀行頭取・霧島和夫(小林隆)の秘書・照井七菜(広瀬アリス)が、大学の後輩・中川由加里(伊原六花)を「萬」に連れてきていた。中川は何の前触れもなく突然、東都銀行の採用内定を取り消されてしまったと、涙ながらに訴えた。

   翌日、人事部に探りを入れた千代は、粟田口の息がかかる人事担当常務・高松新(相島一之)のトップダウンで中川の内定取り消しが決定したことを知る。さらに、中川が粟田口の秘蔵っ子である衆議院議員・椎名七津子(凰稀かなめ)の選挙運動でウグイス嬢のアルバイトをした際、高額の報酬を渡され、それをすぐに突き返したことも分かった。

   そんな折り、千代は霧島頭取と高松常務から、粟田口との会食をセッティングするよう指示された。裏で糸を引いているのは粟田口に違いないと確信した千代は「どうして弱い者ばかりが犠牲者になるの?」と憤り、萬に決着をつけようと訴える。粟田口の冷酷な手口によって犯罪者の烙印を押された過去を持つ萬は「勝たなきゃなあ、今度こそ!」と決意を固めるが、その矢先に......。(よる9時放送)

寒山

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