安倍晋三の「桜を見る会」事件が永田町を震撼させている。東京地検特捜部が安倍の事情聴取に踏み込むのか、特捜部にその"覚悟"があるのかに注目が集まる。しかし、ポストによると同じ疑惑の構図が菅義偉にもあるという。官房長官時代に毎年横浜のホテルで開いていた「菅の春の集い」がそれだ。

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パーキンソン病を発症したみのもんたに献身的に尽くしている元銀座のホステスがいる。歳の差40歳。羨ましい。

   かつて「テレビ界の帝王」といわれていた、みのもんた(76)というタレントがいたことを、文春を読んで思い出した。テレビで毒舌を吐き、毎晩、銀座で飲み歩いて「夜の帝王」といわれたこともあった。だが、日本テレビ局員だった次男が、酒に酔って他人の財布からキャッシュカードを盗み、現金を引き出そうとして逮捕されてから、すっかり落ち目になってしまった。

   本人曰く、去年(2019年)の暮からパーキンソン病を発症してしまったそうだ。すっかり年寄りになってしまったが、彼には鎌倉に広大な邸宅があり、父親が創業した水道メーターの製造販売をする「ニッコク」という優良企業の代表取締役だから、総資産は50億円を優に超えるといわれるそうだ。

   羨ましい限りだが、そんなみのに献身的に尽くしてくれる元銀座のホステスがいるという。歳の差40歳。羨ましい。その上彼女は、介護の資格まで持っているという。いいじゃないの歳の差なんてと、私は思うが、子供たちからは「資産狙い」だと見られているのだろう。

   まるで熟年夫婦のように仲睦まじいようだ。1億5000万円もするマンションをプレゼントしたそうだが、結婚はしないというのである。

   みのの言い分は、「彼女の人生はこれからでしょう? 変な風に僕は邪魔したくない」。彼女のほうは文春に対して、「交際はしていません。結婚する気もありません」とけんもほろろ。なまじ資産があり過ぎるから身内から反対される。いっそ、全財産を子供たちにくれてやって、裸一貫で彼女のところに転がり込んだらどうか。まあ、彼女のほうが受け入れてくれないだろうな。

今年8月から放送の「朝からみのもんた」(読売テレビ公式サイトより)
今年8月から放送の「朝からみのもんた」(読売テレビ公式サイトより)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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