親が結婚する娘に「嫌になったら出戻って来てもいいよ」というだろうか?各誌ともなぜ眞子さんの結婚を素直に喜んでやれないのか。
新潮はもっと深読みをする。
「殿下は、あえて眞子さまを突き放して世間へ送り出し、"一般社会で小室さんと暮らして現実を直視し、目を覚まして戻ってきてほしい"と、そんな深謀遠慮がおありなのかもしれません」(秋篠宮家の事情を知る人物)
親が結婚する娘に、「嫌になったら出戻って来てもいいよ」というだろうか。 両誌の特集を読むと、秋篠宮の会見での片言隻句を都合よく解釈して、2人の結婚に難癖をつけたいという意図が見え見えである。なぜもっと素直に喜んでやれないのだろう。
文春は、結婚は来年の東京五輪が終わった後になるのではないかと見ているが、もし彼女が一時金(約1億5000万円)を断れば、厳しい現実が待っていると脅す。また新潮は、眞子さんが結婚を強行すれば、「それを認めてしまわれたご夫妻にも囂々(ごうごう)たる批判が向けられ、ひいては国民が抱く皇室への親しみの感情も、歪められてしまうおそれがあります」(皇室ジャーナリスト)というのである。
女性セブンに至っては、眞子さんが発表した「お気持ち」の文章は、事前に天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻に伝えていたものを、小室圭と一緒に「改ざん」したものだとまで報じている。「他人の不幸は蜜の味」という考えが染みついたこの国のメディアには、若い2人の前途を素直に祝福するという心が失われてしまったようだ。(文中一部敬称略)