NHK朝ドラ「エール」は最終週に入り、物語が急展開している。24日(2020年11月)放送の第117話では、主人公古山裕一(窪田正孝)と妻の音(二階堂ふみ)が、一人娘の華(古川琴音)の結婚を認めるが、その際の回想シーンで音の母・光子(薬師丸ひろ子)がすでに亡くなっていたことを暗示する場面が流れた。
結婚の許しを得ようと古山家を訪れたアキラ(宮沢氷魚)と華の2人に、音は光子が大事にしていたロザリオをかざし、お互いを幸せにするよう約束させる。別室に行った音がロザリオを握りしめ「お母さん...」とつぶやき、一転して続く回想シーンでは音ら姉妹3人が喪服で豊橋の海を見つめており、母・光子が他界していたことが分かるのだ。
ドラマの中でも光子の存在感は大きく、音が育った関内家の危機を救うなど大黒柱的な役割を担ってきた。とくに、空襲で焼けた家の間で賛美歌を唱うシーンは、薬師丸ひろ子が自ら提案し、内なる怒りと悲しみを放出する名場面として反響が大きかった。
「ワンショットで母親の死を理解するのは無理がある」
亡くなっていた光子にネットでは...。
「満足に死の場面も描かれず、いつの間にか、死んだことになっている。ファンとしては、ショック」
「あんなワンショットで、母の死を理解するのには、無理がある。ナレーション欲しかった」
「どうでもいい娘の恋愛話を長々とやって、薬師丸ひろ子さんはあれでおしまい?? 結婚式も中途半端だし、娘彼氏の歌とかいらないから本筋をもっとしっかりやってほしかった」
「強烈な存在感のあった光子さんがこのまま終わってしまっては、さすがに淋しいし、薬師丸ひろ子というベテラン域に入りつつある有名女優をキャスティングしたのに尻切れトンボ感があります。せめてもう少し、音ちゃんの台詞でもいいのでどんな最後だったかを明かして欲しいです」