有名芸能人が地方を訪れ、地元の人にいきなり相席をお願いして交流を図る、芸能人と地元民のガチ交流バラエティー。その様子を「最強ロケ芸人」である千鳥（大悟、ノブ）が見守る。今回は「秋の収穫祭スペシャル！」と題し、天竺鼠の瀬下豊が京都府京丹波町、トリンドル玲奈が茨城県行方市を訪れた。
先日、『アメトーーク！』（テレビ朝日）で激辛ラーメンを完食した姿が「ミスチルの桜井さんに似ている」と話題となった瀬下は、登場早々から「どうも！気合と根性！天竺鼠の瀬下です！ウワァーーーー！！」と叫びながらため池にはまり、びしょぬれになる。しかし、それでは物足りなかったらしく、今度はため池の真ん中で水死体のごとく浮かんでのテイク2。普段から瀬下をよく知る千鳥の2人は、これはまだ想定内といった様子で「瀬下は頭が回らないんですよ。あんなところから出てきて何かに例えるとかないからね」「泣いたり怒ったりの繰り返し。ただ笑かさんのよ。ツッコミもせんし」と視聴者にあらかじめ断りを入れる。なんだか嫌な予感しかしない。
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朝日放送「相席食堂」公式サイトより
瀬下は〝撮れ高〟を異様に気にする。いきなりハバネロ食べ悶絶
そしてその予感は的中、唐辛子の一種であるハバネロの畑を訪れた瀬下は、誰にも頼まれていないのに、「ウォリャーーーーー！！！」といきなりハバネロをもぎ取り、食べ始める。さらに農家の人が止めるのも聞かず、ハバネロの汁を鼻へ。ハバネロの辛さは鷹の爪の10倍、当然、瀬下は辛さに悶絶し、震え出す。その様子を「する必要がないのにするっていう、新しいロケの形を見ています」と大悟は冷静に分析するのが、またおかしい。このあたりから視聴者にも、瀬下が〝撮れ高〟を異様に気にする男なのだということがうっすらわかり始める。
一方、茨城県行方市ではトリンドル玲奈がレンコン堀りに挑戦。レンコンが植えられた池に胸元まで入っていくと、立派なレンコンを掘り出した。トリンドルの色白の頬に泥がついた様子はかわいさしかなく、さらに「千鳥さんが買ってくれるかな、１億円で！」と笑顔で繰り出したボケに「相席食堂史上、一番かわいいボケ」と千鳥の二人もメロメロ。「大輔さんがいない『青空レストラン』のようだ」と爽やかな絵面にご満悦だ。
その後、撮れ高の亡者・瀬下は、ハバネロよりもさらに辛いブート・ジョロキラ、ギネス記録にもなっているキャロライナ・リーパーも食し、最後は唐辛子を使ったチャーハンを自ら作って試食。ロケは無事終了と思われたのだが・・・京都ロケの翌日がトリンドルの茨城ロケだと聞き、さらなる爪痕を残すために急きょ茨城県へ向かったのだ。
瀬下を知らないトリンドル、地元ヤンキーかと距離を置くが...
レンコンの収穫を終え、農家の犬を散歩させるトリンドルの前に何食わぬ顔をして登場した瀬下は、「実物もメチャメチャかわいいやん！犬の散歩してんの？」とトリンドルに絡む。瀬下を知らないトリンドルは「そうなんですよ～」と笑顔で神対応。しかし内心は地元のヤンキーに絡まれたとでも思っているだろう。笑顔を見せつつも瀬下と一定の距離を取っているのが笑える。
最後は瀬下が身元を明かし、トリンドルが調理したレンコン料理を農家のご夫婦と4人で実食。一つだけハバネロが入ったレンコンのはさみ揚げでロシアンルーレットをしたところ、見事、瀬下が大当たり。本人はさぞかし嬉しかっただろう。しかし、それだけではすっかり物足りない体になってしまっているらしく、最後はまた自らハバネロを食べ、トリンドルと農家のご夫婦をドン引きさせていた。
爪痕を残したい一心で過剰な体当たり芸を見せた瀬下はもちろん、自分のかわいさにあぐらをかくことなく、随所でいいリアクションを見せてくれたトリンドルにも拍手を贈りたくなる、まさに神回だった。
ちなみに大悟いわく、「瀬下はヤンキーなティモンディ高岸」らしいが、もしかしたら〝令和の出川哲朗〟になれるかも。またロケが見てみたい。
（朝日放送テレビ：11月17日（火）深夜23時17分～）
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