眞子さんは穏やかそうに見えて、秋篠宮家の中でも最も性格が強いという。声明の「生きていくために必要」というのは、換言すれば"結婚できなければ世を去ります"とも受け取れ、周囲は眞子さんの覚悟の凄さにひれ伏した。眞子さんに密かにエールを送っていたのが当時、皇太子だった天皇だというのだ。

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トランプも負けを認めざるを得なくなった。ポストで連載を始めた横田増生のトランプ陣営"体当たり取材"に期待したい。

   ところで、ようやくトランプもバイデンの勝利を認めざるを得なくなってきたようだ。11月3日から続いた「アメリカが一番長い日」といわれる大統領選の投開票だが、その1年前からアメリカに移り住んで、「トランプ陣営のボランティア」をしながら、大統領選を見続けたのが、ジャーナリストの横田増生である。

   彼は、Amazonやユニクロに入社して、その内情をルポすることで勇名を馳せた。今度はどんなものをわれわれに見せてくれるのか。ポストで連載を始めた。 増田は、大統領選の行方を左右することになるであろう、ミシガン州のランシングという町に部屋を借りた。トランプもバイデンも、ここを必死で取りに来るから、ここで定点観測しよう考えたそうである。

   彼は「トランプ陣営」の戸別訪問のボランティアをしようと思ったが、雪深い町だから、実際に始めたのは3月から。いきなり熱烈なトランプ支持者に出会い、トランプ支持を明確にする赤い帽子をプレゼントされた。その59歳の男は、熱烈なクリスチャンで、中絶に反対するからトランプ支持だそうだ。

   40代の男性は、郵便投票は不正の温床になると反対し、「トランプは俺たちみたいな労働者のために多くの約束事を果たしてくれた」と話す。出会ったトランプ支持の人間はほとんど白人のようだ。

   朝日新聞DIGITAL(11月15日 7時00分)も、白人のうちの55%の支持をトランプが集め、バイデンは43%だったという。トランプ人気は根強い。白人、それも労働者たちに支持されていることが、大接戦になった要因だろう。こうした生の声は、日本にいては分からない。"体当たり取材"を得意とする増田の連載のこれからに期待したい。(文中一部敬称略)

トランプ米大統領
トランプ米大統領

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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