眞子さんは穏やかそうに見えて、秋篠宮家の中でも最も性格が強いという。声明の「生きていくために必要」というのは、換言すれば"結婚できなければ世を去ります"とも受け取れ、周囲は眞子さんの覚悟の凄さにひれ伏した。眞子さんに密かにエールを送っていたのが当時、皇太子だった天皇だというのだ。

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東京の感染者が500人を突破した。間が悪いことにバッハ会長が五輪をやるとぶち上げたが、莫大なTV放映権料が狙いなのだ。

   さて、11月19日、新たに国内の感染者が2363人確認され、最多を更新した。東京もついに500人を突破、534人と過去最多になり、小池百合子都知事は、警戒レベルを最高段階に上げた。この増加は、日本医師会の中川俊男会長にいわれるまでもなく、GoToトラベルがきっかけになっていることは間違いない。

   新潮が度々主張しているように、感染者が増えても死亡者が増えなければ恐れることはないというのは、私も理解はするが、やはり、ここまで感染者が増えてくれば、GoToトラベルは一時中断すべきだと思う。だが菅首相は頑なに「継続する」といい続けているのはなぜなのか。もう一つ菅が「やる」と宣言し続けているのが、東京五輪である。

   間の悪いときに、IOCのバッカではないバッハ会長が来日した。菅や小池、森喜朗と会い、何の根拠もないのに五輪はやるとぶち上げた。バッハの意図は見え見えである。五輪をやらなければ、莫大なテレビの放映権料が入らなくなるから、延期はいいが中止は絶対しない。

   日本側にも、膨大に膨らみ続ける五輪関連予算と、12月で契約の切れるスポンサーたちの中で再契約しないというところが増えているという難題がある。 止めるに止められない事情がどちらにもあるのだ。さらに菅には、五輪を終えてすぐに解散総選挙に打って出ようという思惑があるらしい。

   そうすれば大勝はともかく、目減りを少なくして、もう1期やれるかもしれないという打算からである。この連中の腹に、東日本大震災復興やコロナ克服などない。目先のカネや権力維持しかない究極のジコチューたちばかりである。

   バッハや菅が頼みにしているのがコロナワクチンなのは間違いない。ファイザー社が「90%を超える予防効果がある」と発表すれば、モデルナも「うちは94.5%の有効性が確認された」といい出した。だが新潮によれば、この90%の予防効果というのは、ワクチンを射った人の9割が、もう感染しないということではないという。

   また、今回のような遺伝子を使ったワクチンというのは、まだ人に使われたことはないから、安全性や有効性は未知数だそうだ。よって加藤勝信官房長官は厚労相時代から、「俺はワクチンを打たねーよ」といい続けているというのである。

   安全性も有効性も未知数だというのでは、政府にいくらタダでいいですよといわれても、打つ気にはならない。韓国ではインフルエンザのワクチンを接種後に死亡する例が1週間で12件も発生したと報じられている。

   日本でも2009年から10年にかけて、新型インフルエンザのワクチンを接種して133人が亡くなっているという。ましてや全く未知のワクチンでは、どんな副作用が起きるかわからない。コロナのワクチンができるのは5年後といわれるが、そのへんが妥当なところではないのか。

東京の感染者534人を伝える日本テレビのニュース
東京の感染者534人を伝える日本テレビのニュース

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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