「ブリが28万匹あまっています。送料無料、4割引で買ってください」というSNSの呼びかけが人気になった。高知・大月町の地元特産品を扱う通販サイト「高知かわうそ市場」が発信したものだ。いまからが旬のブリが、こんなに大量に余っているとはどういうことなのか。「ショーアップ↑」コーナーで板倉朋希アナが伝えた。
板倉「これもコロナ禍なんです。(飲食店の営業自粛や客減少などで)買い手が大幅に減少してしまいました。養殖のブリは育ちすぎると味が落ちてしまううえ、来年1~3月には次の稚魚を育てるために、いけすを空けなければなりません。漁協としては、引き取り手がいないブリに困っていたんです」
コロナで飲食店の客が減少、ブリの引き取り手がいない
では、どのくらい安いのか。通常は1匹7800円が4980円、半身は5280円が3310円だ。SNSに告知されると、たちまち注文殺到で、「きのう(2020年11月18日)時点で、10万4000匹の注文があったそうです。作業が間に合わず、半身はいったんストップで、年明けまで待ってほしいということです」(板倉)
遅い夏休み中のアシスタント・斎藤ちはるアナに代わって山本雪乃アナ「母がよくブリ大根を作ってくれました。これで大月町のブリが全国に知られて、また食べたいなとなりますね」
シェアハウスに住んでいるという石山アンジュ(内閣官房シェアエコノミー伝道師)「生産者と消費者が直接つながって、1匹取り寄せてシェアするなんて素敵だと思います」
寒ブリでさっぱりした日本酒なんて最高だな。
文
カズキ| 似顔絵 池田マコト