「きのう(2020年11月18日)ニュースに大変驚きました」と司会の小倉智昭が切り出した。新型コロナの1日の新規感染者数が全国で2201人と過去最多を一気に400人以上上回ったことだ。
これに、日本医師会の中川俊男会長は「コロナに慣れないで、甘く見ないでください」と危機感を強調し、21日(土)からの3連休を「秋の我慢の3連休にして」と呼びかけた。
政府内でも危機感にズレがありすぎ
西村康稔・経済再生担当大臣も「極めて強い危機感を持つ。爆発的拡大になることを検知すれば当然より強い措置をやらなければならない」、政府対策分科会の尾身茂会長は「拡大の可能性がある。もう一度褌(ふんどし)をしめなおす時期だ」とした。一方で、加藤勝信官房長官は「県をまたいだ移動を一律に自粛要請する必要があるとは考えていない」と、のんきなコメント。「ズレがあるねえ」と小倉も小首をかしげた。
尾木直樹(教育評論家)「専門家と政府の温度差があり、二極化している。どこを我慢して、どこをどうやったらいいか、私のような素人には分からない」
古市憲寿(社会学者)「我慢と言ってもあいまい。ショッピングモールや公園と、宴会とを一緒くたに言われても説得力はない」
中江有里(女優、脚本家)「具体的にどう対応したらよいかがまだあいまいで、緊張感とどこかに緩みもないと。そこがもう少しわかれば」
医療現場の患者受け入れ態勢もひっ迫する中で、GoToトラベルをどうするかという問題もある。
立本信吾アナ「医学的見地からすると、GoToトラベルをやめた方がいい。ただ?」
中江「生活が厳しく、命がかかる人もいるので、GoToを止めるのも苦しい。そこが、加藤官房長官がどうしたらいいのかに答えなかったことにじみ出ています」
結局、どうしたらよいかはよくわからず、スタジオもまとまらなかった。