「賞味期限切れ」売れてます! 専門スーパー大盛況、500円のレトルトシチューが99円に。味は変わらないし、期限過ぎればどんどん安くなる!

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   賞味期限切れの商品を扱うスーパーが大盛況だ。通常価格500円のクリームシチューのレトルトは99円、通常価格137円のバニラティーは19円など、破格の安さであらゆる食べ物・飲み物を売っている。

   農水省によると、「賞味期限」とは「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」。では、賞味期限は味覚で判断できるのか?20人の男女に賞味期限内と期限を52日過ぎたチョコレート菓子を食べ比べてもらい、どちらが期限内か当ててもらったところ、20人中8人がハズレという結果に。正解を選んだ人たちも確信はなかったようだ。

   賞味期限切れや期限ぎりぎりのワケあり商品専門の食品スーパー「マルヤス」では、スタッフが自らの嗅覚や味覚を駆使し、食べるのに適しているかを確認している。そこまでして賞味期限切れを扱う理由は「もったいないから」。マルヤスを運営するファンタイムの松井順子代表社員は「フードロス削減ができないかという思いが大きくあります」と話す。

専門家「なま卵、冬場なら1か月OK」ただし「最終的には自分で判断を」

   近年、日本では食品ロスが増え続け、年間600万トン以上にものぼっている。これはおにぎりに換算すると600億個分だ。

   最近は食品ロスを削減させるため、消費者庁が「賞味期限」の新たな愛称を募集するなどの動きもあった。大臣賞には「おいしいめやす」が選ばれた。

   では身近な食品で、期限が過ぎた後でも食べられる目安はどのくらいなのか。食品ロス問題に詳しいジャーナリストの井出留美さんに聞くと、納豆は冷蔵庫で保存してあれば4~5日、生卵は冬場なら1か月程度(ただし加熱調理した方が良い)、未開封のまま冷暗所に保存してあった缶詰は1~2年、未開封のまま冷暗所に保存してあった水ならば1年程度は大丈夫だそうだ。

   ただ、井出さんは「あくまでも目安であり、最終的には自分の目や鼻や味覚などを使って判断してください」と話している。

   キャスターの田村淳「スナック菓子は1週間くらい賞味期限切れても平気で食べるけど、生肉は...」

   フランス在住の西村博之(2ちゃんねる開設者)「こっちだと賞味期限切れの肉は25%引きとかで売っていますが、みんな喜んで買ってますよ。肉って傷みはじめの方が美味しいじゃないですか」

   ちなみにフランスでは、食品廃棄禁止法(2016年~)により、大手スーパーがまだ食べられる食品を捨てることを禁止。ボランティア団体などに寄付することなどを義務付けているという。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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