板倉朋希アナが「自宅の玄関前に、クワガタやカエルがいたらご注意ください」なんて言う。そんなものがいるはずないと思うだろうが、それがいるのだ。「ショーアップ↑」コーナーで取り上げたのは、ストーカーや空き巣の新たな手口だった。
「こんな季節なのに、玄関前にクワガタいた!」「ミヤマクワガタがいたから助けてやった」「帰宅したらマンションの玄関前にこんなのが...」と、映像付きのツイート投稿が相次いでいる。なかには、カエルがいた、カニが置いてあった、刺身の切り身が...というのもある。
板倉「あり得ないものがあると、思わずSNS投稿したくなりますが、投稿すると、仕掛けた不審者は『ツイッター、玄関、クワガタ』で検索をかけ、アカウントを特定されてしまいます。いったん特定されると、ツイッターをすべて覗かれ、個人情報はつつぬけ」
何気ない日常の投稿も、一人暮らしか留守なのか、わかってしまう
例えば、「帰宅なう」という投稿から帰宅時間、「事故で電車遅れてる」からはいつも利用する路線、「同僚とランチ」では勤務先、「きょうから旅行です」で留守がバレるという具合だ。住人は一人暮らしか家族がいるのか、男性なのか女性なのか、何歳ぐらいか、何時ころが留守かなど、生活パターンが一目瞭然である。
埼玉県警の元刑事・佐々木成三さんは「ツイートしたくなるような意図的な小細工は仕掛けですから、空き巣やストーカーにつながる可能性が大きい」と注意を呼びかける。浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)は「SNSでどこまで個人が特定できるかを研究している大学の先生によると、ほぼ9割ぐらいはわかるというとです」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「それにしても、いま帰宅したとか、旅行行くとか、なんでいちいちツイートするのかな。それがわからない」
司会の羽鳥慎一「直接言う人がいないということなんでしょうね。クワガタにはご注意を」