89歳の第一生命生保レディー、18年間で19億円超を詐取?のビックリ!「女帝」「全国1位の表彰受けた」信頼させる手口というが...

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   第一生命に50年以上勤務していた89歳の女性社員が、顧客から不正に金を集めていたとして刑事告発され、きのう17日(2020年11月)、被害者の弁護団が結成された。被害は2002年以降18年間にわたり、わかっているだけで24人、被害総額は約19億5100万円にのぼるという。今年6月に不正が発覚し、生保レディーは今年7月(2020年)に解雇された。第一生命は「資金の使途や動機は不明。警察の捜査により実態究明を進める」としている。

   第一生命や弁護団によると、89歳の生保レディーは山口・周南市の営業所に勤務し、営業職員4万4000人のなかで特にすぐれた業績をあげた十数人に与えられる「上席特別参与」の肩書きを持っていた。65歳で定年退職した後も契約を更新して勤務を続け、社内では「女帝」と言われるほど絶大な影響力を持っていた。顧客に対しては「全国1位の表彰を受けました」と言って信頼させる手口を使っていた。

被害女性「母との思い出話を涙ながらにされ疑う余地なかった」

   40代の被害女性は、昨年2月(2019年)に母親が亡くなり、死亡保険金5000万円の受取人になった。すると、89歳の生保レディーは「第一生命が死亡保険金を預かり、利息を払う据え置き制度がある。私のようなトップセールスが持つ特別枠口座なら年間500万円という高い金利で預けることができる」と持ちかけた。「母との思い出話を涙ながらにされ、疑う余地もなかった」と被害女性は話していた。

   暮らしぶりはどうだったのか。1人暮らしをしていたマンションは家賃6~7万円だったが、どんなに近い距離でも移動にはタクシーを呼び、運転手にはチップを渡した。よく訪れていたという料理店の社長は「(女性店員は)すごい指輪しているおばちゃんと言っていた」という。

   キャスター近藤春菜(お笑い芸人)「長い間、言葉巧みにやっていたんでしょうね」

   司会の加藤浩次「会社のチェック機能はどうなっていたのでしょうか」

   阿部祐二リポーター「社内でも、異議を唱えられない神格化された存在だったようです。会社側は被害者に3割を弁償していますが、被害者側は全額弁償を求めています」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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