NHKの2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主要キャストについて、NHKがホームページやツイッターで16日(2020年11月)から5日間にわたって順次、発表している。毎日新しいキャストが公表され、番組ホームページにある物語の相関図の空欄が新キャストの顔写真で順番に埋められていく新機軸の手法だ(画像はNHK「ドラマトピックス」公式サイトより)。脚本を手掛ける三谷幸喜氏(59)が自ら物語の相関図を面白おかしく解説する動画まで配信する丁寧さだ。
だが、再来年はまだまだ先のこと。ネットでは「今から盛り上げてどうする」「次の大河なんだっけ」などの声も出て、関心はいまいちだ。大河として人気が出るのは戦国時代と幕末ものがテッパン。人気が薄い鎌倉時代を描くにはそれ相応の盛り上げ方が必要と制作側で判断したのだろうが、来年渋沢栄一を主人公とする大河「青天を衝(つ)け」(吉沢亮主演)は影が薄くなりつつある。
主人公は北条義時、三谷脚本は6年ぶり大河3作目
「鎌倉殿の13人」は大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時で、歴史好きな人以外はあまりなじみのない人物だ。源頼朝の正室・北条政子の弟で、源頼朝から3代続いた源氏の後に武士の頂点に上り詰めていった。ドラマでは、野心とは無縁だった若者が時代に飲み込まれ、パワーゲームを繰り広げていく激動の時代を新都・鎌倉を舞台に描くという。三谷氏が大河で脚本を手掛けるのは、04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目となる。
主演は俳優の小栗旬(37)が務めるが、17日までに姉の北条政子に小池栄子(39)、義時の兄・北条宗時に片岡愛之助(48)、平清盛に松平健(66)、比企能員(ひきよしかず)に佐藤二朗(51)の出演が発表された。今後20日まで5日間連続で総勢24人の第1次出演者が発表される。 (テレビウォッチ編集部)