外資系ネット通販会社「エクサゾン」から弱小コンビニ・チェーン「ココエブリィ」の経営立て直しのために送り込まれた社長・浅羽拓美(中村倫也)が打ち出したスイーツ戦略で、第1弾のシュークリームが大ヒットした。第2弾は災害で傷ついたリンゴを使ったプリンと決まり、浅羽とココエブリィ商品部スイーツ課の新商品開発プロジェクトリーダー・北川里保(石橋静河)、「ドルチェ・キッチン」のパティシエ・井上樹木(森七菜)と新谷誠(仲野太賀)の4人は、山梨県との包括提携協定の締結式に赴いた。
樹木は経済誌とテレビ局から密着取材を受ける
その帰り、家までバイクで送ってくれた新谷にいきなりキスをされて戸惑う樹木は、里保がかつて付き合っていた浅羽との復縁を望んでいると知り、さらに複雑な気持ちに陥る。
そんな折り、新生ココエブリィに経済誌とテレビ局から密着取材が申し込まれる。取材対象に選ばれたのは、スイーツ戦略を発案した浅羽と、大人気のシュークリーム「チョコっとリラックシュ~」を開発した樹木だった。樹木はインタビューに「社長が作りたいコンビニを私も作りたい。それが私の夢です」と答える。
一方、樹木への恋心を自覚した新谷は樹木をテーマパークでのデートに誘い、「樹木ちゃんの特別になりたい」と告白する。同じころ、里保と浅羽も東京・下町でデートし、2人は完全にヨリを戻したように見える。
微妙な4角関係が進行する裏で、ココエブリィ生え抜きの専務・神子亮(山本耕史)が、よそ者の浅羽の追い出しを図って暗躍していた。エクサゾン時代の浅羽の同期・澤木直人(田村健太郎)から、浅羽がココエブリィ創業者の孫娘で現在の筆頭株主・清水香織(笹本玲奈)と頻繁に接触していると知らされた神子は、「浅羽は創業者一族をだまして、ココエブリィを派手に売り飛ばそうとしている」と主張し、ココエブリィ取締役会で浅羽の代表取締役解任を決議することに成功した。
浅羽が社長を辞めれば、樹木の夢も仕事も、そして恋までも崩れてしまう。ところが、絶体絶命の崖っぷちに追い詰められた浅羽に強力な援軍が現れて....。(夜10時放送)
寒山