残酷シーンもある「鬼滅の刃」を子どもに見せるべきか? ネット上では大激論だが、スタジオは全員「見せる派」

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   早くも興行収入200億円を突破し、社会現象になっているアニメ映画「鬼滅の刃」だが、現在、ネット上で論争になっているのは、残酷なシーンもある「鬼滅の刃」シリーズを子供にも見せるか、見せないか。

   鬼滅好き芸能人でアニメも漫画も見たというタレントの井上咲楽は「表現がリアルで、血がビシューっとではなく、ドロドロと出るシーンは衝撃も大きい。映画館では小さい子もいたので、大丈夫なのかどうか、ちょっと不安になった」と話す。

   お笑い芸人の椿鬼奴は「幅広い年齢層のファンが映画を見ていて、子供もいたのにはびっくりした。ストーリーは家族が惨殺される場面から始まるところでは私もワァッとなった。子供たちが映像に耐えられるか心配だった」と言い、「親が先に見て、いい場面を勧めたり正しく解説したりできるようにしておく必要があるかも」と語る。

立川志らく「『鬼滅』より『桃太郎』のほうがいけない」

   事実、映画「鬼滅の刃」は「PG12指定」で、12歳未満の子供の観覧には保護者の助言・指導が必要。ネット上の意見も、街で意見を聞いても賛否は真っ二つ。親へのアンケート調査を行うと、「見せていい」派は62%、「見せてはダメ」派が38%だった。

   キャスターの立川志らく「うちは子供にも見せているが、各家庭で決めればいいこと。私は子供のころ『猿の惑星』を観て衝撃を受けた。怖くて、怖くて......。でもおかげで映画が好きになった。むしろ『鬼滅』より『桃太郎』のほうがいけないのではないか。とにかく悪いやつは退治するという発想だ」

   ロンブー田村淳「実写ではないので、心配する気持ちがわからない。うちは4歳の子が見ているが、鬼は怖いからと言って見ない。禰豆子と炭治郎を見ている。炭治郎は妹を救うため鬼と闘うので、『あなたも妹を守ってね』と言っている」

   タレントのアンミカ「残虐性で人気があるわけではない作品。人間味の良さがある。見せないのではなく、ディスカッションをすることで道徳観を成長させられる」

   YouTube芸人のフワちゃんが「私自身に対しても、子供に真似させるかさせないか、いろいろな意見がある。私は『ウンコ』とか下品なことも言うけど、真似してもいいと思う」とコメントすると、志らくは「フワちゃんはクレヨンしんちゃんと同じで、基本は下品じゃない」とフワちゃんを擁護した。

   心理カウンセラーの浮世瑠理子さんは、「怖いシーンは観ちゃダメとシャットアウトするのは良くない。話をすることが大事で、子供が怖がった場合も、怖さを受け止めてポジティブになるようにすべき。否定の言葉はよくない」と解説した。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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