さすが人口14億人のパワー!「独身の日」に中国全土がネットで爆買い 1日で8兆円は日本の大手電機メーカーの年間売上分だ

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   中国では、きのう11日(2020年11月)は1が4つ並ぶことから「独身の日」と呼ばれる大イベントの日だった。ネット通販大手の「アリババ」が毎年ネット通販で大規模なセールを行うのだが、今年はセール期間が延長されたことも影響し、なんと総売上額が8兆円にのぼったという。コロナ禍で旅行や買い物が思うようにできない人々のストレスのはけ口にもなったようだ。

   独身の日のセールは、「自分へのご褒美を」と2009年に始まった。毎年過去最高の売り上げを更新し、今や社会現象となっている。今年は過去最多となる国内外25万ブランドがセールに参戦した。たとえば、ブランド品のコーチのバッグは70%オフの2万円、ニンテンドースイッチは3万円引きの4万円、65個入りの餃子は半額の600円で2つ買うと1つ無料でついてくる――といった具合だ。

ブランド品のコーチのバッグが70%オフの2万円

   アリババの日本市場責任者のチョウ・カ氏は今年の傾向について「(新型コロナの影響で)海外に旅行できない分、海外の商品を求めて購買意欲が伸びている。リベンジ消費と巣ごもり消費が成長の要因となっています」と話す。

   北京の男性は「コロナで消費が減ったので、値段はそんなに気にしていません。以前は海外旅行へ行っていましたが、今はそのお金を国内消費に充てています」という。浙江省の女性は「靴、カバン、服、デジタル製品などを買いました。(総額)16万円ぐらいよ」。別の女性も「なかなか止まらなくて、支払いが済んだらお勧めが来るから、ついポチっちゃった」と話していた。

   ちなみに、最も売れた輸入商品のベスト5は、1位が栄養サプリメント、2位が美容機器、3位が乳幼児用粉ミルク、4位がフェイシャルマスク、5位がスキンケアセット、となっている。

   司会の加藤浩次「人口14億人のパワーを見せつけられた気がします」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「8兆円というのは、(大手電機メーカーの)パナソニックの年間売り上げに近い数字です。それぐらいの熱狂です」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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