古山浩二(佐久本宝)は、お見合いを断った。やはり、畠山リンゴ園の1人娘、まき子(志田未来)への想いは断ち切れなかった。
後日、浩二が畠山リンゴ園を訪ねると、まき子が父親(マキタスポーツ)と言い争っていた。まき子は自分に断りもせず、東京行きを早めてしまった父親に腹を立てている。
浩二「まきちゃん、まきちゃんは自分の幸せだけ考えで。俺、応援すっから」
その言葉を聞いたまき子は、悲しそうな顔を見せたあと、作業場から去っていった。
音に背中を押された翌日、浩二は畠山リンゴ園に駆けていく
その日を境にまき子は浩二に対してよそよそしい態度を取るようになった。落ち込む弟を励まし、その恋を応援したいと考えた裕一(窪田正孝)は「部屋で飲もう」と浩二を誘う。裕一は早々に酔いつぶれてしまったが、音(二階堂ふみ)は浩二に酌をしながら言った。
音「本当はまき子さん、応援してほしかったんじゃなくて、浩二さんに止めて欲しかったんじゃないかな。このまま、まき子さんを行かせていいの?」
浩二「俺は...俺は...。はぁ、やっぱしダメだ...。お互いの立場無視して、勝手な真似でぎねえ」
音「ぐだぐだ言わない!もう1度、自分の気持ちとしっかり向き合ってください」
翌日、浩二は畠山リンゴ園に急いだ。そして、まき子を見つけると、本心を叫んだ。
浩二「まきちゃん、東京行ぐな!」
浩二は畠山家に婿入りすることになった。母・まさ(菊池桃子)は一切反対せず、畠山家で行われた結婚式では2人の門出を温かく見守った。そしてほどなくして、まさはこの世を後にするのだった。(NHK総合あさ8時)