週初めから11月としては珍しい大雪に見舞われている青森・酸ケ湯温泉とつないだのだが、リポーターとのやり取りがちぐはぐで、なんとも珍妙な中継になってしまった。まず司会の羽鳥慎一が「積雪はすでに40センチ超になっていますね」とリポーターの松田朋子に呼びかけると、「一面真っ白です。ハイ、測ってみます」とメジャーを取り出して雪に差し込んだのだが、「だいたい13~14センチですね」
羽鳥「エエッ、40センチじゃないんですか」
松田は「駐車場はきのうから降った雪だけが積もっているので...」と、自分が頓珍漢なリポートをしてしまったことに気付かない。羽鳥は「きのうからの雪ですか。きのうはそちらにお泊りになったんですよね」と何とか話をつなげようとするが、松田は「いえ、予約がいっぱいだったので、この近くに泊まりました」とぶち壊す。
玉川は「お湯は酸っぱい?」に「飲んでいないので...」
スタジオのコメンテーターたちも、明らかに困惑している。酸ケ湯温泉が大好きという玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)が「酸ケ湯っていう響きがいいですよね。やっぱり、お湯は酸っぱいということなのかな」と話しかけるが、「まだ、飲んでいないので」とこれまた外す。「いや、飲むというのじゃなくて。なめるとか」と玉川もあわてるが、松田は「毒とかではないのですが、飲料には使っていないということです」と全くかみ合わない。時折、中継スタッフの焦る音声も混じった。
リポーターの不慣れ、準備不足もひどいが、温泉のリポートで「お湯の味は?」という玉川の質問も突拍子がなかった。しかし、これがこれで面白かった。